すべてはイビサ島のパーティから始まった(トランスポーター3)

2019-11-25 00:00:00 | 映画・演劇・Video
スペイン、イビサ島のパーティからすべてが始まるといえば、現在進行形で、東京湾岸署で行われているオセロゲームで黒白決着(あるいは引き分け)をつけようとしている休業中の女優の話のようだが、似ているところもあるが、違うところもある。



映画『トランスポーター3』で、主演のフランク・マーティン(演:ジェイソン・ステイサム)の相手役、ヴァレンティーナはウクライナの環境大臣の娘。イビサ島で入手したピンクの錠剤を所持しているのはともかくとして、環境汚染企業により雇われた犯罪集団に誘拐され、父親の環境大臣が脅迫されるわけだ。

そして、フランクは、いつものように事件に巻き込まれてしまい、車や列車によってチェイスを行い、乱闘を繰り広げるのだが、今回の趣向は、愛車BMWから20メートル離れると、手首に装着された爆弾がさく裂すること。

困難を極めるのだが、観客は笑ってみていられる。爆発するわけはないはずだ。映画が終わってしまう。さらに問題を複雑にするのが、ヴァレンティーナ。あまり有名な女優ではないようで、いくら薬物を飲んでも損害賠償を請求されることはない。フランクに、「ロシア女は陰鬱だ。ドストエフスキーの小説もそうだ。」とか言われ、ブチ切れて「ロシア人じゃない。ウクライナ人だ。」とわめいてピンクの錠剤を飲んで、大騒ぎを始める。彼女の手首にも車から離れると痛い目に合う爆弾が装着されている。

このシリーズ、第一作が地味に当たり、第二作は荒唐無稽すぎる展開になり、第三作は、まあ物理的に起こりうる最大限の奇跡までということで、何とかもたせている。

次の第四作はジェイソン・ステイサムは降板する。鉄人にも色々と限界がある。

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2 コメント

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Unknown (Empy)
2021-03-15 07:55:01
アクション映画は全て観客は笑っていられる、何故なら主人公が死ぬわけ無いからだ、映画が終わってしまう。こう言う事ですね、こりゃたいした評論家だ(笑)
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Unknown (おおた葉一郎)
2021-03-15 09:37:29
Empyさま、
題名はわすれましたが、007シリーズで最初にジェームズボンドが亡くなるのがありました。死んだことにして潜入するのですね。
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