ジャブラニとジョブラニ

2010-06-24 00:00:45 | スポーツ
ワールドカップのグループ予選も3回戦となり、ここからがデスマッチの始まりとなる。優勝するには7試合勝たなければならないのだが、優勝候補も、そろそろ本気になる頃だ。

ブラジルやアルゼンチンは、選手の多くが欧州に出稼ぎをしているため、予選を戦いながらチームプレーの練習をするようなことになるのだろう。

日本も、2試合で、たった1点を取っただけなのだが、デンマークに引き分け以上でトーナメントに出場できるというのは、当初予定よりラッキーということなのだろう。仮に0-0で引き分けると、1点とっただけで予選通過ということになるのだが、過去にそういう記録があったのだろうか。

弱気で考えるなら、専守防衛で、1点も取られない確率が3割ほどあるなら、最初からそういう戦略に出ることもあるだろうか。自衛隊方式だ。



それと選手からの不評が続く使用球。やっと韓国の朴主永がFK初ゴールを決めたが、強く蹴ると浮き上がるというビーチボール的性質をもっているようだ。弱く蹴るのがコツらしい。

思えば、FK専門要員と化した中村俊輔にとっても、自分の出場機会が激減したのも、この難しいボールのせいとも言える。

ボールの名前は、「ジャブラニ」。アディダス製ではあるが、日本のボールメーカーである『モルテン社』がOEMを受けている。たぶん中国製かな。

ジャブラニというのは南アフリカの公用語の一つであるズールー語で「祝い」を意味するそうだ。このボールは「11」という数字と深い関係がある。

アディダスのブランドでの11代目の公式球だそうだ。

11色で彩られている。

南アフリカには11の公用語があり、11の部族があるそうだ。

そして、サッカーの定員は、11人。(時には、10人に減ることもあるし、主審を抱き込んで12人になることもあるが)

ところで、この選手に不評のジャブラニだが、Wカップ全64試合の最後の一戦。つまり決勝で使われるのは、さらに特別のボールだそうだ。

その名は、『ジョブラニ』。ジャブラニと試合会場のヨハネスバーグの頭文字(Jo)を組み合わせたそうで、金色のボールだそうだ。日本語では危険な単語になる。

第二戦でダメダシ確認されたまま、ずっとベンチに座っていた日本人背番号10が、紆余曲折の末、決勝でキンタマキックを決めて優勝するイメージをほんのわずかに感じるのだが、その前に、まずデンマークの長距離爆撃方式に対しての防衛作戦を立てなければならないのだろう。


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