あの最善手も聞いてみたい

2021-07-17 00:00:01 | しょうぎ
王位戦第二局は序盤から藤井王位が豊島挑戦者の巧妙な駒さばきで苦戦を強いられていた。もっとも、あくまでも一手差、つまり挑戦者が悪手を指すと逆転するという僅差で、中盤の途中から一気に最終盤に突入。

このあと、人間には指せないと思われる手(馬や金が方向違いの端の香を取る手)が両者の候補手に登場し、藤井王位だけがその手を指し(最後の詰みの局面で必要)、逆転勝ちした。

両棋士とも、自宅でAIを使った研究をしているそうだが、全然違うことをしているのではないだろうか。豊島竜王の方は、序盤、中盤の新研究、つまり人間の思いつかないような手や手順を発見するために使っているように思う。

一方、藤井二冠の方は、人間の脳にある根本的なクセや欠陥を把握して、脳自体を改善しているのではないだろうか。つまり局面検討するときに、人間的な読み方によって思いつく候補手とAI的候補手の差異を研究しているように思える。そうでなければ、abemaの解説棋士がことごとく次の一手を外し続けることが理解できない。

となると、あれこれ利害関係者によって捻じ曲げ続けられている日本のコロナ対策の最善手を聞いてみたいように思う。


さて、7月3日出題作の解答。







合駒選択が難しい。初手は最終手と連動していて限定打。


今週の問題。



あれこれ捻ってみたが、難解化できなかった。二冠王なら、並べ終わらないうちに解くだろう。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。