税関のポスター

2019-01-03 00:00:37 | 市民A
久しぶりに横浜税関内にある税関資料室をのぞいてみた。個人的に別名をつけていて「密輸博物館」という。

以前とは大きく展示が変わっていて、覚醒剤、麻薬、ピストル、ワシントン条約、金塊、コピー商品と多面的展示になっている。神戸税関の資料室と同じような内容で少し物足りない。以前は、薬物に特化していて、色とりどりのカプセルが無数に勉強できるようになっていて、そちらの方が面白かったような気がする。


で、館内のトイレに行こうと通路を歩いているとポスターが並んでいた。なかなか秀逸なのは「犬」。戌年が終ると猪になるのかな。

まず、「オイっ、におうぞ。」

inu1


これは麻薬犬だ。ダニエル・イノウエ空港にもいた。


次に、「密輸はダメ・犬でもわかるぞ。」

inu2


拳銃・密輸などの密輸情報の提供にご協力ください

となっている。

密輸ダイヤル・0120-461(しろい)-961(くろい)

しろいは覚醒剤で、くろいはピストルだそうだ。最近のピストルはプラスティックをかなり使っていて、黒くないものもあると、フィリピンでピストル練習をやり過ぎて手首を痛めた人間が帰国時に言っていた。


金密輸 罰金何億払いますか。

kin


密輸の罰金が変わって今まで500万円だったものが、1000万円又は貨物の価格の5倍となったそうだ。金1キロは5百万円位なので、罰金2500万円。10キロ密輸したら2億5000万円である。密輸の目的は消費税の8%分のさや稼ぎなのだが、そもそも金には課税しなければいいのにと思ってしまう。

そして今年は、TPPが始まり、日欧EPAも始まる。税関職員の激務が始まるわけだ。