平塚出身力士

2016-08-31 00:00:23 | スポーツ
大相撲夏巡業として開催された平塚場所に行くと、中入り前の平塚市長のスピーチの中で、ご当地力士(十両)朝弁慶のことが紹介された。その内容をさらに調べてみた。

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まず朝弁慶のこと。実は十両に上がったのは昨年(2015年)の11月場所。生年は平成元年なので、実に26歳と遅咲きである。十両から幕内に上がるには、もう少しスピード感が必要かもしれない。

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一方、最近では神奈川県出身の力士は激減中だ。朝弁慶は22年ぶりの関取だそうだ。

そこで歴史をさかのぼると、神奈川(それも平塚出身)の力士で歴史上有名な人物がいた。

江戸ケ崎源弥。1781年生まれ。1804年に関取。最高位は関脇。有名な一番は1810年10月場所5日目。対戦相手は史上最強力士である雷電為右衛門。それまで10数回の対戦でも勝ったことはなかったのだが、その決まり手を明確にできなかったのが残念だが雷電を破る。次の場所で雷電は引退する。

そして江戸ケ崎は次の年に京都に上る途中、藤川宿で急死してしまった(病死とも消火活動中の事故死ともいわれる)享年31歳。人生は儚い。

雷電は通算で11回しか負けていないが、江戸ケ崎に負けたのが最後の黒星だった。