蜂には悪いが・・

2016-08-03 00:00:52 | 市民A
最近、庭を蜂が飛び回りはじめた。嫌な予感がして、調査したところ、門のそばの植え込みの中にハチの巣があることを発見。

高枝切りを横に伸ばして慎重にハチの巣を露出させる。棒状の物に対しては棒に沿って攻撃を行うことがあるらしい。飛んでいるハチはスズメバチではなさそうで、足が長いのでアシナガバチではないかと思うが、確信はゼロだ。望遠レンズで拡大した写真を写し、さまざまなハチの画像と照合すると、どうもセグロアシナガバチに似ているように見える。

asinaga


そこで、アシナガバチについての情報を調べると、春になると、前年に受精し、越冬した女王蜂が一匹で数センチの小さな巣を作り、何個かの部屋を作りそこで卵を産むそうだ。そのあと第二世代が産まれると、働き蜂として、部屋を増やしたり、肉食なので昆虫を捕まえて食料にしたりして女王は出産だけを行うそうだ。そして巣は7~8月に10センチぐらいになり最大100匹ぐらいになり、次の女王蜂が決まると、秋になると残りの蜂は徐々に死んでいって、最後は受精した新しい女王蜂が巣から離れ、寒さを凌げる岩や大木の幹の隙間とかに潜んで、春を待つようだ。

ということで、見たところその巣は10センチに少し足りず、まだ100匹はいないようなので、あと一か月でもう少し大きくなるのだろう。

そして性格はおとなしいが、巣に近づくと攻撃されて、刺されるとスズメバチより毒は少ないがもっと痛いらしい。ショックでなくなる場合もあるようだ。

ということで、事なかれ主義で放置しようかと思ったが、場所が動かせないポストから1メートルの場所なので、郵便配達、新聞配達、宅急便、来客、もちろん自分も含めて危険がないわけじゃないし、「蜂注意」と看板立てても実効はない。スマホをもって近くを歩く子供たちも、なぜか急増しているし。

さらに、スズメバチがアシナガバチの巣を攻撃することがある、ということもあり、無暗な殺生はしない方針ではあるものの、駆除することにした。

全身の肌を防護し、顔をタオルで覆い、防護メガネをかけ、ヘルメットを被る。どうみても不審者だ。蜂の活動が鈍くなる夕方にハチ用(ただしスズメバチ除く)の殺虫剤を距離2メートルから噴射。

不審者のすぐそばを親子が通り過ぎたが、スマホに夢中で気づいてくれなかった。