銚子のさんま

2014-06-20 00:00:52 | 市民A
銚子電鉄といえば、乗客減少による収入減により、車両整備を行うことが困難になり、廃業寸前の最後のお願いとして、「濡れ煎餅(通称:ヌレセン)」を社員総出で商品化し、全国に出荷するまでになっています。

クロネコヤマトのヤマト運輸も、売り上げの大半を占めていた三越からバイバイ通告を受け、苦し紛れにフェデックスのマネを始めたのが現在の社業の礎だったのですから、銚子電鉄も赤字の鉄道部門を廃止してしまって銚子の亀田製菓を目指せばいいのかもしれませんが、そうはなっていないわけです。運送会社はトラックの使い方を変えればビジネスモデルの変更は効きますが、電車の車両の使い方を変えても、ヌレセンはできないからでしょう。もちろん銚子が醤油の大産地であることには違いないので、その有利さはあるでしょうが。

で、いつもヌレセンをお土産に買う銚子電鉄の直売所に行ったのですが、たまたまヌレセンの在庫がなく、代わりに並べられていたものがあります。さっそく購入。


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「さんまのつくだ煮」

確かに、さんまも醤油も銚子の名産ですが、あまりさんまをつくだ煮にする話は聞きません。さんまの水煮は、かなりいけるのですが、つくだ煮はどうでしょう。もともとさんまには、さんまの味があるわけで、それを醤油でぐつぐつ煮てしまうと、さんまじゃなくなってしまうような気がします。

で、そのように漠然と考えてから、結構長い時間が経過してしまいました。なにしろレトルトパックなので保存が効きます。

で、少し多忙だった時に、ついに「お手軽料理(料理以下)」として、おかずに登場させてしまいました。

sanma


で、味の方は、「さんまをつくだ煮にすると、こういう味になるのではないか」と想像した通りの味です。

量も多いので、夕食に二連投となります。水煮だと、さらに味を加えたり、カレーに入れてもいいのかもしれませんが、つくだ煮は、そうはいきません(というか、転用の具体案が思いつかなかった)。

(実はまだ、サバもあるのだよ)