ラバー・シッター・ソング

2011-11-28 00:00:35 | 映画・演劇・Video
「マイ・ブーム」というコトバがあって、簡単にいうと「今、はまっている趣味」といった感じだ。たとえば、詰将棋とかグルメとかブログとかそういうのは、長期的な趣味だが、もっと部分的に「港区のカレーショップ」とか「行きつけのキャバクラでいつも指名するキャバ嬢」とか、そういう短期的かつ個人的なこだわりのことをいうようだ。

で、個人的にはいくつかのマイ・ブームをもっているのだが、その一つが、「麻布演劇市」。

六本木の麻布区民ホールで、ほぼ月1のペースで開催される。アマチュア演劇集団がいくつか交代で登場する。ついに、演劇市の会員になってしまう。といっても、観客側の会員で、劇団員になったわけじゃない(が、新年会なんかに行ったりすると、引き込まれたりして、アクターズスクールに入校したりとか・・ありえない)。

で、25日の初演に。

lover


出し物は「ラバー・シッター・ソング」。劇団ムーサ(劇団名を先に書くべきかなあ)。

ムーサは何回か観たが、ムーサというコトバが、ギリシアの神であることは、ギリシア神話教室に行っていたので最近知った。ミュージックなどの語源である。想像するにギリシア神話を演じることを目的に劇団が結成されたのだろうか。ギリシア神話は、ほとんどがR18指定なので(というかH過ぎて)ボカシの効かない演劇では無理だったか。

で、今回は、ちょっと社会評論をまともにやりすぎたのかなって、ちょっと思った。

テーマは、避妊とか子育てとか堕胎とかシングルマザーとかおカネ目当ての結婚の話とか。余計なお世話だと思うが、ゴム装着のタイミングについての言い争いなんて、ちょっとね・・

抱える問題は大きいのだけど、この古くて新しい問題に対して、新たな切り口があるわけでもなく、大きな問題意識を観客に投げかけたままフィナーレになってしまったこと。

それと、最近の日本では、「デキ婚」は、ごく普通のことになってしまったし、「少子化問題」が日本の沈没の原因になりそうな現状では、「事情は色々あっても、産むべし」というような考えが増えているような感じだ。

ところで、会員に配られた資料には、出演者たちの「1.好きな曲」「2.2012年の抱負」が発表されていた。

好きな曲をながめても、知っている曲は非常に少ない。まあ、人間それぞれってことだろうか。

『光に向かって』
『抱きしめたい』
『残酷な天使のテーゼ』
『好きです川崎愛の町』
『黒田節』
『KNOCKIN’N ON YOUR POOR』
『ボクの背中には羽がある』
『トランジスタラジオ』
『道』
『Song for』

『好きです川崎・・』なんてのが実在するのだろうか。この前、川崎駅前で、知らない演歌歌手が一日川崎警察署長で警官の制服を着て、振り込め詐欺防止ソングを替え歌で歌っていたけど、あれかな。


次に、来年の目標。

『鬼が笑う』
『女子力UP』
『外国人と友達になる』
『魔法使いになるための専門学校に入る』
『色っぽい熟女になろう』
『笑顔でいられる一年にする』
『肉はよく焼いてから食べます』
『もうひと華咲かせたい』
『自由人』
『けっこん!』
『歌って!歌って!飲んで、食べて、笑って暮らしたい』

とのこと。

「ブロードウェー」とかないのね。劇の人って、結構、でたらめ。

ところで、私の来年の目標。

『タイムマシンを買って、ショパンのノクターンの初演を聞きに行く』夢をみること。