巧みな大感謝祭?

2007-04-16 00:00:54 | マーケティング
458f5c62.jpg先週、勤め先の近くの「なか卯チェーン」、親子丼をかきこむ。490円。親子丼の有名な専門店は知っているが、わざわざ一人で行くにもなれず、さらに、その時は、親子丼が食べたかったわけ。器用なもので、店に向かって歩いているうちから、既に親子丼向けの消化液が胃腸に流れてくる。今更、途中の店で、ラーメンとか海鮮丼ということにはならない。後で消化不良を起こす。

そして、無事になか卯に到着し、親子丼を注文すると、すかさず「春の大感謝祭」の抽選券をもらう。コインで銀色の部分をコスルと結果が現れる仕組みだ。通称スクラッチカード。以前、そういう仕事をしていたことがあるが、場合によると、銀色のシールと何等賞が刷り込まれた抽選用紙が別に送られてくることがある。各店舗で、銀色シールをアタリハズレの記載の上に貼るのだ。もちろんバイトの仕事。そうすると、加盟店は等賞ごとに把握できるので、任意に、このお客には1等とか、女性客には優先的に当たりを増やすとか、そういうことが可能になる。妙な細工ができるわけだ。

そして、もとより、ここで抽選をやっていることなど知らなかったのだから、どうでもいい話だが、根がケチだからコインで削ってみる。削る時は500円玉を使うことにしている。すると・・・

4等賞!!

あたりである。商品は「こだわり卵」である。要は「ナマ卵」。しかし・・

親子丼にナマ卵をかける人を、今まで見たことがあるだろうか。しかも、なか卯の親子丼はつゆダクである。じゃあ、次回は牛丼にしようと、なにげなく考えてしまう。

しかし、・・・・・

妙な、疑いが頭をよぎったわけだ。つまり、親子丼のお客に対して「4等・こだわり卵・当選」ということにしたならば、次回、最来店して、「牛丼」を注文する確率が高いのではないだろうか。というようなマーケット戦略があるのではないだろうか。逆に、牛丼の顧客に「ナマ卵」では、本当の感謝になってしまう。

そこで、そういう「怪しい眼力」でこのスクラッチカードの裏の記載を確認してみる。各等は、

1等  ネックストラップ 3色よりいずれか1本(よくわからない)
2等  小うどん     1杯無料
3等  海藻味噌汁    1杯無料
4等  こだわり卵    1個無料
ハズレ ハズレ券     6枚で牛丼無料

なんとなく、小うどんというのはメインの丼のおまけのようなもの。小うどん2杯食べる人はいない。また、味噌汁も通常1杯だ。またうどんを注文した人は味噌汁は飲まない。疑う訳でもないが、小うどん注文した人には2等、味噌汁を頼んだ人には3等。親子丼、または月見うどんを注文した人には4等を渡しているのではないだろうか。では、単に牛丼だけの人は、ハズレ券を6枚集めることを期待されているわけだ。

しかし、その勝手な仮定について確かめるには、もう時間はほとんど残されていない。大感謝祭は4月17日24:00までになっている。検証するためには、16日に行って、牛丼+味噌汁にスクラッチカード4等のナマ卵というように注文すればいいのだろう。仮説が正しければ、3等の海藻味噌汁が当たるはずなのだ。

仮に、実験を忘れていなければ、その結果は、本エントリに追記することにする。

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