世界選挙イヤー

2007-04-10 00:00:15 | 市民A
統一地方選挙前半戦が終わる。日程的には、2週間後の4月22日に東京の区長や町村長・町村議会選挙(東京都民の方は、またも選挙でご苦労さま)。そして、7月には、安部政権の信任をかけ、国政選挙である参院選。

フランスは4月・5月が大統領選挙だが、こちらは、右派のサルコジ候補と左派の女性候補ロワイヤル氏の左右対決構図になりそうだ。過半数になるまで候補者を絞っていくので決着が長引くことが多い。中道派や極右とか入り混じるので思わぬことになることもある。外交政策では、「日本・英国・ドイツ」はアメリカとフランスの間で政策を決めているので、フランスの動向は重要だ。日本外交を見ていると、極東案件は米国寄り、中東問題は英国的、アフリカ問題などはフランス的なのかもしれない。また女性大統領というのも一つのキーで、当然ながら米国へ影響する。

そして、本来は、来年(2008年)の一月から1年間続く米国大統領選挙戦だが、今年は、候補者生き残りレースである。数多くの候補者が乱立しているのは、現大統領が大統領になれる知的最低レベルを引き下げたからと言われている。特に、共和党の候補は誰になるのか。まったく予想できない。ちなみに私の周辺の人間は「ライス派」が多い。理由は「頭が良さそう」ということ。まあ、すぐ頭に血が上る人間とは付き合いにくいものだ。果たして、白人男性が勝ち残れるのかどうか、よくわからない。レベルが下がったとは言え、スペイン語しか読めない人間は、当分無理だろう。

極東のポリティカル・バランスに大きな影響があるのが、韓国大統領選挙で、12月。右か左か男か女か・・・。そして2008年には、台湾総統選に続いていく。


それで、統一地方選の結果を見るには、都知事選ではなく、地方議会の方だと思うが、全体としては、民主党が議席を増やしている。「小泉から安部に代わった結果」、と読むべきだろうと思う。この傾向が参院選まで伸びていくのか、そうでもないのか。どうも当面は、コンサバティブ安部の政権色を出すに出せない状況で進んで行きそうである。

では、都知事選挙の結果はと言えば、浅野候補が30%も獲得したのは、案外、驚き。敗因といっても、だいたい、選挙に登場したのが遅すぎる。出るなら1年くらい前から立候補宣言して政策を売り込まなければ、誰だかわからない。「隠し玉作戦」など姑息過ぎる。少なくても黒川紀章の後塵を拝した段階で、勝ち目はない。

単に、石原批判票の受け皿になっただけであるから、これをもって国政と関係付けて考えることはないと思う。

つまり、民主党は増勢でありながら、具体的な候補者選びというところで慢性的な玉不足という問題に陥るということだろう(党首候補は多すぎるが)。

菅直人で慎太郎に勝てたかどうか不明だが、彼が立候補していれば、勝っても負けても、小沢一郎の政敵が一人減ることになったのは間違いなかった。民主党党首候補の生き残りレースは、過去、現在、未来といつまでも続くのかもしれない。

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