IKEAへ行けや?電車でGO!

2006-04-21 07:34:57 | マーケティング
8702a517.jpg最近、京葉線に乗ったら、IKEA電車が走っていた。黄色地と紺文字のスウェーデンカラーは、京葉線のベースカラーのレッドと合わないがしかたがない。電車の中には、地味な車内広告が何枚か・・。

というのは、4月24日に京葉線の南船橋駅前にIKEAの日本1号店がオープン。その後、横浜港北地区、神戸ポートアイランドと続く予定。大店法との関係は、弊ブログ2006年1月13日”大型店の出店規制は、誰のため?で書いたので触れないが、ちょっとした懸念をいくつか書いてみる。

まず、家具店で気になるのは駐車場問題。家具というのは、なかなか見て直ぐに買うというものでもない。色々な条件があって、検討を重ねて買うのが普通ではないだろうか。となれば、「とりあえず見るだけの人」に対して、いかに無料駐車場を用意できるかというところがポイントだろう。ところが、無料駐車場があると、悪用する人がいるのも事実。
その点で気になるのが、IKEAの隣にある施設。「船橋オートレース場」・・・

 ある家庭では、こんな会話が、
  父:きょうは、IKEAに行くから・・
  母:オケラになる前に、150円のゴミ箱買ってきてね。
  子:オヤジ、3万以上つかうなよな、
  犬:ワン ワン ワン


次に問題となるのが、以前の家具の処分。たいがいが既にある家具を処分するところから始まるのだが、その廃棄費用が高く、途方にくれる。IKEAは何かしてくれるのだろうか?

 横浜では、30センチ以内の廃棄物は一般ゴミなので、ずいぶんノコギリがうまくなった。(柔らかいものは切ったことはないけどね)


そして、根源的な問題はIKEAの顧客層だ。イケアスタイルを標榜する、IKEAの世界戦略の中で、既に米国・中国では多くの大型店舗を立ち上げているのだが、IKEA製品を買うべく「中の上」といった顧客層は、日本では急に縮小しているのではないだろうか。