案外、保守的?な野球ファン

2004-09-28 16:34:39 | スポーツ

7a64c145.jpgグラウンド外でのプロ野球については、しばらく行く末を熟考しようと考えていたのだが、有名ブロガー大西宏さまの「大西宏のマーケティング・エッセンス」で拙9月23日ブログを紹介していただいたこともあり、現時点での諸要素をランダムにまとめてみたい。だからきょうのブログには結論はない。

「ライブドア社」と「楽天社」の抗争
ライブドア社は12球団にこだわらず、3年後の黒字をめざすといっていた。おそらく「弱いチーム」というのを売りに考えていた。しかし楽天社は12球団にこだわり、大物監督(原、中畑、星野・・)を起用としている。いわばパリーグのジャイアンツ構想。13球団以上は収入減とみている。しかし、楽天にしても参入するまで猫をかぶっているのかもしれない。楽天は、本音では東京ドームで裏巨人になりたいのではないか。両者ともネット配信など考えているのかもしれない。(たぶん間違い。テレビやネットという媒体の種類が問題なのではなく、野球の質が問題なのである)

「既存11社」
仲間うちの論理に近い会社を選びたいが、本音では10球団にしたほうが1社あたりの収入が多いと思っている。(たぶん間違い)赤字経営だと言いながら、身売りしようとなると、法外な価格(200億円とか)を言い出す。

「選手会」
本質的には、「野球の未来」ではなく、「野球選手の現在」が中心課題だったが、12球団になるのがもっとも好ましいと思っている(現状維持型)

「番外」
都市対抗の常連チームは、プロ野球の椅子がないためガマンしてきたが、定数の弾力性はプロ参入の絶好のチャンスと思っているが、何しろ13球団以上になるのか12球団で終わりになるのか見極めがつけられない。

「ファン」
すっかり白けてしまった。わずかに野球ファンの方がサッカーファンより保守的のようである。

「大阪ドーム」
すでに、追加的赤字が決定的

「原・中畑氏」
原氏:特別功労者として読売グループ社員。楽天監督に出向?。中畑氏:有能と噂されていたが五輪監督に失敗。

「マスコミ」
世論に迎合し、しょっちゅう旗色を変えている。信用できない。昨年、小泉内閣が総裁選で再選があぶなそうな時期があったのだが、その際「抵抗勢力」と言う表現をやめて「批判勢力」と言い換えていた。もちろん今は「抵抗勢力」に戻している。

「追加的問題」
参入保証金25億円というが、既存参入者は払わないのだろうか、新規参入者のみでいいのだろうか。

「根本問題の一つが全く未解決」
ファンが離れたことの原因の主因として、日米のレベル差がある。MLBの中継の方が人気だ。特にイチローの残り試合はMLBが話題の中心。その次はMLBのプレーオフ。

実力とやる気の面でレベルアップをはかるには2つの方法が考えられる。1つはチーム数の大幅削減で選手の質を上げる。2つ目はサッカーJリーグのように2部リーグを作り、入れ替え方式にする。嫌でも必死になる。

*観光バスに乗るのは1番先に1番前に座れというのは、条件が2番手より上だからである。そしてもう一つ重要なのは、一番前の席は、一番先にバスから降りられることである。案外堀江社長の興味が薄れて、「リタイヤ宣言」するのかもしれない。

*なにしろ、場外野球のプレーヤーは多すぎるが、レフェリーはいない。一事が万事対立感が漂う。そして、状況も変われば、発言も変わる。くらげのように波まかせだ。

しかし大切な問題である野球の質の向上(最高の顧客サービス)について誰も議論しないのも変だ。イチローが安打記録を更新すると、案外「日米の野球の差」について考えはじめるのだろうか。
めどがつくのは1ヶ月後位なのだろう。