人気blogランキングへ 立春を過ぎたら寒くなりました。 強烈な赤城おろしです。
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第2回「明日のバイクを考える会」を開催いたします。
1、日時 2月16日(金) 午後6時から
2、場所 池袋周辺 参加者には詳しくお知らせいたします。
3、お申し込みはコチラにお願いします。
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ハーレーダビッドソンではスイングアームのことをリアフォークと呼ぶようです。
’03年までのスポーツスターでは、上の図のような構造になっています。これは他では見たことがない特異な構造で、プライマリードライブがかさ張っているために苦肉の策とも言えるような気がします。
二次駆動側を2個一組のテーパーベアリングで支持して、スイング運動とスラストの動きに対処しています。反対側は、簡単なブッシュで限られたスペースに対処しています。
3/8サイズのヘックスレンチもやっと使えます。
組み付ける時はこのスクリューにはロックタイト242が指定されています。
ピボットボルトの工具サイズは1インチです。かなり強く締まっていますから、シッカリした工具でないと緩みませんね。ちなみに締める時の指定トルクは68Nmとマニュアルに記載があります。
これが左側ですね。ブッシュが磨耗していたり、スペーサーが錆びたり磨耗していたら要交換です。
これは右側です。一見ベアリングなど入っているようには見えませんが・・・。
ダストシールを外すとベアリングが見えます。ダストシールにはゴムのリップが付いていないにもかかわらず、水などの浸入がありませんでした。
’80年代の車両にはリップ付きダストシールだった記憶がありましたけどね・・・。
矢印がベアリングスペーサーで、これを失くしたり入れ忘れたりすると、正しい動きをしてくれません。ちなみにベアリングを交換する場合は、このスペーサーとロックリング、ベアリングをセットで交換するとマニュアルに記載してあります。
つまり、このベアリングの使い方は’99年までのハブや、エンジンのフライホイールシャフトと同じで、エンドプレーが厳密に設定されています。
ベアリングの推奨メンテナンススケジュールは、16000km毎の給脂となっています。
でもこのスケジュールでメンテナンスをする方が、どれほど居るかは疑問ですね。ベアリングですから、水が入らない限り動かなくなることはないでしょうけれど、リアショックの性能ウンヌンを言う前に点検したほうが良いのは言うまでもありません。
しかし、ココは重要保安部品ですから、分解整備は認証整備工場で行なわなければならないことも付け加えておきます。
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