ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

グッドバイブレーション

2009年10月30日 | 代替エネルギー

グッドバイブレーションは1960年代のビーチボーイズの名曲だ。

この場合は良い雰囲気(時代的にドラッグが関係している?)とかの意味だろうけど、最近はバイブレーション”振動”が様々な技術に応用されている。

人気ブログランキングへ

身近な食品や医療にも威力を発揮するCAS冷凍(ttp://www.nocturnex.com/cas/)

冷凍する際に振動をくわえ、水分により組織が破壊されるのを防ぐのだそうだ。

Anima2 画像は日本テクノ(ttp://www.jptechno.co.jp/)より転載

昨晩のワールドビジネスサテライト(テレビ東京)で紹介していたが、チタンの薄板を振動させて水を攪拌するのだが、作動中に液体洗剤を加えても泡は立たない。振動で泡が壊れてしまうのだそうだ。

水から生まれた奇跡の燃料「酸水素ガス」 (科学技術部編集委員 吉川和輝)
2009-08-28  日経産業新聞onlineより転載

 どこにでもある水を特殊な方法で電気分解して水素と酸素からなる「酸水素ガス」を作り、燃料などに使う試みが進んでいる。ガスバーナー燃料への利用に続き、このほど小型エンジンを動かすことに成功した。この燃料は組成や燃焼効率などに未解明な点があり、いっそう関心をかき立てている。
 7月中旬、東京都江東区の東京海洋大学海洋工学部。伊藤雅則教授らの手で、酸水素ガスを使った初めてのエンジン作動試験が始まった。試験には1馬力のLPガスエンジンを使用。タンクにためた酸水素ガスをエンジンに送り、約1時間の連続運転に成功した。
 このガスには水素と酸素がほぼ2対1の割合で含まれる。燃焼後は水に戻り、有害な排ガスは発生しない。面白いのはエンジンに空気の取り込み口が不要であること。ガス中の酸素が燃焼剤になるため、外の空気無しでも燃えるというわけだ。
 伊藤教授は「潜水艇の動力源としても使えそう」と語る。小型エンジンに続いて、乗用車エンジンを酸水素ガスで動かし、燃焼データを集める計画だ。

酸水素ガスはプラントメーカーの日本テクノ(東京・大田、大政龍晋社長)が開発した。発明者である同社長の名前にちなんで「OHMASA?GAS」と呼ぶ。
 水の電気分解で得られる燃料といえば、「ブラウンガス」と呼ばれる水素と酸素の混合ガスが古くから知られる。超高温で燃焼する特徴があるが、爆発しやすいというネックがあり、普及はいまひとつだ。
 これに対して、日本テクノの酸水素ガスは圧縮しても爆発しにくいという。厳重な漏れ対策が必要な水素ガスとも異なり、通常のステンレス容器で200気圧を超える高圧で長期間貯蔵できることも確認している。
 日本テクノはもともと電気メッキ用プラントを扱っている。大政社長は低周波の振動・攪拌(かくはん)をしながらメッキをすると、通常は電気分解で発生する大きな気泡が生じず、水素爆発も起きないことに気が付いた。これをヒントに、同じ方法で水を電気分解することを試みた。
 こうして得られた酸水素ガスは、水素と酸素が単純に混合しているのではなく、両者が特殊な結合をして水分子とも異なる特殊な構造を作っていると大政社長は考えている。そうならば、水素と比べ、貯蔵容器からの漏れが少ないことも説明できる。
 高圧で貯蔵できれば、プロパンガスのようにボンベで流通させたり、給油所のような場所でガスを供給したりするといった利用が容易になる。
 日本テクノは酸水素ガスの用途開発と並行して、ガスの正体を調べる研究を進めている。今春、特殊な装置で酸水素ガスを液化してみた。酸素はセ氏マイナス183度、水素はマイナス253度で液化するが、この気体は酸素の液化温度より3~7度高い温度で液化することが分かった。
 研究に協力している東京工業大学の谷岡明彦教授は「非常に興味深い現象」と語る。日本テクノは引き続き、ガスの組成などの解析を進めている。

大分県佐伯市にある共栄船渠(山本健二社長)では、日本テクノの酸水素ガスをガスバーナー燃料に使い、鉄板を切断する作業に使っている。「通常のバーナーと比べて切断面がきれい」(山本社長)という。
 酸水素ガスを、燃料電池で水素燃料の代わりに使えば発電効率が向上することも確認されている。また、ガスの燃焼によって発生する発熱量は、もともとの電気分解に使ったエネルギーの2倍程度に達することも分かった。投入した電力以上の熱量が得られるヒートポンプ給湯機のような効果が期待できる可能性がある。
 未解明の部分が多い酸水素ガスだが、それだけに、大きな可能性を秘める。

とまあ、日経産業新聞の記事により紹介があったようだ。

水の電気分解は誰でも小学生の理科の実験で体験したことがあるはずだが、酸素と水素の混合ガスは”ブラウンガス”として既に実用化されている。

参考:株式会社ベストワールド

溶接やごみの焼却にも使えるほか、家庭の炊事用コンロは排ガス対策がされていないので有害物質や炭酸ガスの発生が注目されていないだけで、実は無視できないレベルだそうなので、家庭用にも燃料として期待したいところ。

ブラウンガスといえば外せないのがメイヤーの水で走る自動車。

謎の死を遂げてしまったのが更に謎を生み、いまでは”トンでも科学”に分類されることも多いが、ワーゲンベースのバギーに搭載したのはゴマカシが出来ないようにだと思う。

これが実用になれば”ピストンエンジンは永遠に”つかえるのに・・・・。

メイヤーの特許が数年前に切れたようで、HHOを検索すれば多くのYouTubeを見ることができます。

人気ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
振動話しですが、2週間前にレースで飛びまして、... (うなぎ工房)
2009-10-30 18:46:15
振動話しですが、2週間前にレースで飛びまして、骨折9ヶ所とやってしまいました。
で、入院中に友人から、超音波振動での骨折治癒促進装置が、保険適用され、多く使われているとのことです。
振動って色々使われるんですね。

あ、全く関係ありませんが、最近ではレントゲンもデジカメでした。
CTスキャンも、データ使って3D化され、自分の骨格だけで、骨折の説明を受けました。
返信する
うなぎ工房さん、 (ピストン)
2009-10-30 21:00:10
うなぎ工房さん、
>骨折9ヶ所とやってしまいました
それは大変でした。はやく復帰できるようお大事にしてください。
返信する

コメントを投稿