アメリカのM4戦車の初期型は星型エンジンを搭載していた。それは航空機用エンジンを流用していたのだが、エンジンが足りなくなると次々に違うエンジンを使い、車体の変遷もあるが多くのモデルが存在した。
ご支援の応援クリックよろしくお願いします
星型エンジンというだけでも話の種になるのだが、A4というモデルに搭載されたのは戦争という極限状況の中で”間に合わせ”じゃないかと思わせるエンジンだ。
画像はttp://autospeed.com/cms/title_The-Chrysler-A57-MultiBank-Engine/A_110704/article.htmlより転載
これが、そのクライスラー・マルチバンク A57だ。
後部からの画像。どうなっているのか分かりづらい。
5基のエンジンが並んでいる。
丸で囲んであるのはキャブレター。1バンクが6気筒というのが分かる。”多気筒エンジン”で紹介したH32には気筒数で負けるが、5基のエンジンを組み合わせた発想と知恵には驚く。
もっとも整備の複雑さに手を焼き、イギリスに貸し出されてから活躍したみたいだが。
このエンジンの存在は以前から知っていたが、画像が中々探し出せなかった。
ご支援の応援クリックよろしくお願いします
それも車体ばっかり一生懸命作りすぎて
次から次と有り合わせでエンジン載せ変えたM4シャーマン。
挙句に本国も供与先のイギリスのそのまま使わずにいじりすぎて、派生型だらけ。
でも丈夫頑上なのは、最後はスクラップを修理して配備したイスラエルが証明しましたね。
このエンジンの存在を知ってから、見たかったのですよ。
マルチバンクは日本語なら複式気筒列ですかね~