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ドリルで穴あけ

2005年09月05日 | 金属加工
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部品加工の基本中の基本、穴あけです。
材料はステンレス、硬いです。
あけたい所にセンターポンチで窪みを作らないと普通のキリでは泳いでしまいます。


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8.5mmの穴をあけたいのですが、いきなり8.5mmではなく、下穴を5mmのキリであけます。
嫌な音もせず、このように切り屑が出てくれば正常に穴あけ作業が行われています。
砥石系の加工は「潤滑」は不要ですが、「刃物系」の加工には「切削油」を使います。
ワタシは手軽な浸透潤滑スプレーで間に合わせてしまいます。
キリが太い程、材料が硬い程、回転を遅くします。
ですから、なるべくボール盤が良いのですが、電機ドリルしかない場合、又は部品がバイクに付いていて電機ドリルしか使えない場合には「秘技」を使います。
リダクション型などで回転が遅くできる物はそれで良いのですが、そうでないのは『スイッチを小刻みに入れて』ドリルを高速回転させないように使います。押し付ける力と回転のバランスを考えるとうまくいく筈です。

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ステンレスのように硬い材料に高い回転で無理に荷重を与えると、このように刃先は潰れてしまいます。
こんなにひどくならなくても「ギー」という音がして、刃先が進まなくなったら、それ以上荷重を掛けても穴はあきません。


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