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ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

古い部品

2006年07月31日 | KOWAZA

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例のリメイクFXですが、フォークブラケットカバーのネームプレートがLOW RIDERではまずいので、元某誌編集部現在オレンジカウンティ在住のシゲチャンに探してもらい半年前に紹介したSuper Glideのネームプレートを、再メッキしたカバーに貼りました。

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ネームプレートは当時のパッケージに入っていました。こういうパーツも在るところには在るものですね。

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再メッキは錆びやすく、更に内側のへこんだ形状は物理特性上電解メッキは付きにくく、オマケに取り付けた後は磨く事もできませんから、取り付け前にコウシテ錆び止めを塗っておくと何年か後の結果が違います。

ワタシは私生活はマメではありませんが、仕事上ではマメになります。

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リンクルペイント補修

2006年03月09日 | KOWAZA
人気blogランキングへランキングトップから陥落してしまいました。トップ復活へ・・・・ヨロシクお願いします。


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ブラックリンクルペイントは高級感があり、クロームとのコントラストも美しいものです。
しかし表面は、デコボコなので手入れも補修も難しく、悩んでいるかたも多数いるのかな?

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リンクルペイントはアルミ地に施してあるので、剥げてしまうとこのように白く斑になってしまいます。

*補修する前の処理として、表面の汚れをとり脱脂します。
先の細いワイヤーブラシでこすり、パーツクリーナー等で流せばOK。

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リンクルペイントはワタシの手元にはスプレーしかないので、コレをスプレーのキャップの内側に吹きつけ、適量を溜めておきます。
そして、細い筆を用意して・・・・。

写真のリンクルペイントでは
乾く途中にリンクルパターンがでます。
28℃以上ならば加熱せずに、10時間くらいでパターンがでます。
塗膜が厚いほどパターンが深くなります。
エンジンの熱でもOKです。


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補修したいところへ塗ります。

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ペイントが充分に硬化したら・・・・。
手入れだけなら、このあとの行程です。
写真ではワコーズの浸透潤滑剤(ラスペネ)を使っていますが、シリコン系のモノでも大丈夫です。
充分に吹きかけて。

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部品洗浄ブラシで、リンクルの襞のなかを掃除して、余分なスプレー液をウエスでふき取れば完了です。

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どうでしょう? キレイになったでしょう。



*リンクルペイントのエンジンを高圧洗浄で洗ってはイケマセン。
始める前はメンドウクサクても、道具さえ揃っていれば30分でエンジンはキレイになります。
お試しアレ。
キレイにしておけば資産価値も違いますゾ。










クラッチのはりつき

2005年09月09日 | KOWAZA
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オープンプライマリーのOEMクラッチです。今年の夏も雨が良く降りますので中々乗れません。今日は天気が良いので「乗れる!」と思ったらクラッチがはりついてしまった。そのまま乗り出すと、更にひどい事態になってしまいます。
プロクラッチなどのダイアフラムスプリングのタイプは比較的簡単にクラッチばらせます。
しかし、OEMタイプのコイルスプリングのヤツは大変です。
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そこで、ワタシがとっておきのモノを教えましょう。
写真のSSTは幅25mm、長さ80mm、厚さ3mmのフラットバーの中央に10mmの穴をあけただけのものです。
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クラッチ中央のアジャストボルトを外して、そこにSSTを取り付けます。
注意点は、アジャストボルトのねじ山が充分にねじ込まれているか(2、3山しかねじ込まれていないと雌ネジのほうが傷む恐れあり)、フラットバーがプレッシャーアジャストナットを回すのに邪魔にならないか ですね。
中央のアジャストボルトを締めこんでいくと・・・・・・・。
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当然ですが、プレッシャーアジャストナットは手で外れます。

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そうすると、プレッシャープレートを押さえている物は無くなりますので、そっくり邪魔者はなくなり、クラッチプレートが見えますね。
鉄板はドライブプレート、フリクションプレートはドリブンプレートと呼びます。
ドライブプレートが錆びていたら、サンドペーパーよりもスコッチブライトなどのほうが錆び取りには良いでしょう。
クラッチシェルの中も、たまには掃除すると、ジャダーや切れの不良の予防になります。
組み立てるときはこの逆の手順でやれば良いのですが、3個のプレッシャーアジャストナットは締め付けにより、切れ、レバーの重さに影響します。締め込みが足りないとクラッチがすべる事があります。
レバーを握るとプレッシャープレートの動きが見えるので、90度の2方向から見て平行に動くように、3個のナットの締め具合を調整します。
アジャストボルトはクラッチレリーズの遊びを調整するものです。遊びが少なすぎるとレリーズベアリングに過度の負荷をかけ故障の原因になります。
*上記説明を参考に作業をされてもワタシは責任は負いません。





ネジを緩める。

2005年09月05日 | KOWAZA
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ネジを緩めるのには意外と苦労します。特に頭が表面から出ていない、このカウンターシャンク(皿頭)といわれるのはなかなか強敵です。
スナップオンのヘックスレンチも、この通り捩れてしまいます。このまま力まかせに緩めようとすると・・・・・・。
結果は見えていますね。工具が壊れるか、ネジの頭の六角穴がダメになってしまいます。
そうなると、ドリルで穴をあけ逆タップで取り除くという気の遠くなるような仕事が待っているのです。
ま、そうなる前に「技」ももう一つありますけど、いずれにしても時間がかかり、神経をすり減らすことになりますね。P1010050
まず、火を使ってみます。
写真は溶接用のアセチレンバーナーですが、携帯カセットボンベのバーナーでも可です。
140℃まで熱するのですが、鉄は意外と温まらないのですが、水滴をたらして(ジュッ)と瞬間的に蒸発する感じです。
しかし、熱しすぎるとハブの中にはグリースも入っているし、シールも付いているので、火事にならないように充分気をつけてください。
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今回の作業では、5本のうち、3本は熱するだけで緩みました。
残りの2本はまだ緩みません。
更に異なる「小技」が必要です。
先の丸いポンチで叩いてみましょう。力まかせではなく「コツ、コツ」とショックを与える感じです。
工具の入る穴を潰さないでください。
あーら不思議! スルッと緩みました。

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外れたカウンターシャンク・スクリューです。
やはりロックタイト(緩み止め材)を使っていました。140℃まで熱したのにはロックタイトを無効化する理由もあったのです。
ブレーキローターの取り付けスクリューでしたが、ローターとの接触部がテーパーになっていてより緩みにくくなっているのです。
ちなみに、日本製の同様のネジのテーパー角は45°ですが、アメリカ製のそれは60°で尖っていますね。