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三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「旧陸軍毒ガス詳報、確認 中国北部で使用部隊が記録」

2019年07月09日 | 国民国家日本の侵略犯罪
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019070802000097.html
『東京新聞』2019年7月8日 朝刊
■旧陸軍毒ガス詳報、確認 中国北部で使用部隊が記録
 日中戦争中の一九三九年に日本陸軍の毒ガス戦部隊が、中国北部の戦闘で皮膚や粘膜をただれさせる「びらん剤」や、呼吸器に激しい苦痛を与える「くしゃみ剤」が入った毒ガス弾を使った詳細な記録が残されていることが七日、分かった。部隊の公式報告書に当たる「戦闘詳報」を歴史研究者の松野誠也さんが入手した。松野さんによると、毒ガス戦部隊が自ら使用状況を詳細に記した報告書の確認は今回が初めて。
 旧日本軍は敗戦時に記録類を組織的に廃棄したため、毒ガス使用の全容は判明していない。今回の戦闘詳報には、よく分かっていない初期のびらん剤使用の様子などが示されている。松野さんは「日中戦争期の戦場の実態で明らかになっているのは氷山の一角だ。事実を解明してそこから教訓を学び、悲惨な歴史を繰り返さないようにする必要がある」と話した。
 戦闘詳報は中国北部に展開した北支那方面軍所属の毒ガス戦部隊、迫撃第五大隊のもの。日中戦争の開始から二年後の三九年七月に、山西省の山岳地帯で実施した晋東(しんとう)作戦の様子を詳述している。約百枚のつづりで戦闘の状況、砲弾の使用実績、毒ガス弾使用命令の写しなどが含まれる。
 それによると、大隊は上級部隊の命令を受け、びらん剤が入った砲弾「きい弾」と、くしゃみ剤入りの「あか弾」を使う方針を決定。七月六日の戦闘で、前進する日本軍の歩兵に機関銃で応戦する中国軍陣地に向け、あか弾三十一発を撃ち込んだ。同十七日にも歩兵支援のためあか弾六十発、きい弾二十八発を使用した。翌十八日はあか弾百四十発、きい弾二十発を使って砲撃した。
 威力も分析し、山岳地帯に強固な陣地を築く敵にはあか弾による攻撃が欠かせないと指摘。きい弾は初めて使用したと記し「効果甚大」と評価した。松野さんによると、これまで確認されている中で、地上部隊が中国できい弾を使った最初の事例だという。陸軍は戦争犯罪の証拠を残さないために記録類を廃棄したが、今回の資料は部隊関係者が個人的に保管していて廃棄を免れた可能性がある。
 松野さんは日本現代史研究者で、二〇一〇年に明治大で博士号(史学)を取得。日本軍の生物化学兵器などに関する本や資料集、論文などを数多く出している。戦闘詳報の詳しい内容と分析をまとめた松野さんの論文が月刊誌「世界」八月号に掲載される。
<旧日本軍の毒ガス兵器> 敵を殺したり戦闘能力をそいだりするために使われた。陸軍は秘匿のためにびらん剤は「きい」、くしゃみ剤は「あか」と呼び、青酸ガスの「ちゃ」、催涙ガスの「みどり」などもあった。広島県・大久野島に毒ガスの製造拠点を設け、福岡県の施設で砲弾などに充填(じゅうてん)。旧満州(中国東北部)では人体実験をしている。海軍も神奈川県内の施設で研究開発や製造を行った。びらん剤は皮膚をただれさせ、呼吸器が損傷して死ぬこともある。くしゃみ剤は目や呼吸器に作用し、濃度によって胸をかきむしられるような刺激を受ける。中国軍は毒ガス戦の能力が低く、報復の恐れが小さかったことや、ガスマスクの性能や数が不十分だったことが使用を後押しした一因とされる。

【図】迫撃第5大隊の戦闘詳報に記された砲弾の使用量。あか弾は計231発、きい弾は計48発使ったとの記載がある=松野誠也さん提供


https://this.kiji.is/520572824702436449
「共同通信」 2019/7/7 21:14
■毒ガス部隊、初の詳報発見
 旧陸軍記録、研究者入手

【図】迫撃第5大隊の戦闘詳報に記された砲弾の使用量。あか弾は計231発、きい弾は計48発使ったとの記載がある(松野誠也さん提供)

 日中戦争中の1939年に日本陸軍の毒ガス戦部隊が、中国北部の戦闘で皮膚や粘膜をただれさせる「びらん剤」や、呼吸器に激しい苦痛を与える「くしゃみ剤」が入った毒ガス弾を使った詳細な記録が残されていることが7日、分かった。部隊の公式報告書に当たる「戦闘詳報」を歴史研究者の松野誠也さんが入手した。松野さんによると、毒ガス戦部隊が自ら使用状況を詳細に記した報告書の確認は今回が初めて。
 旧日本軍は敗戦時に記録類を組織的に廃棄したため、毒ガス使用の全容は判明していない。今回の戦闘詳報には、よく分かっていない初期のびらん剤使用の様子などが示されている。


http://oversea.huanqiu.com/article/2019-07/15108588.html
「环球网」 2019-07-08 13:30 国际在线
■日媒:日学者发现侵华日军使用“毒气”铁证
  据日媒消息,“1939年日军侵华期间,日本陆军毒气部队曾在中国北部地区使用过让人体皮肤和粘膜溃烂的‘糜烂剂’、强烈刺激呼吸器官的‘喷嚏剂’毒气弹。”近日,日本一位历史研究人员发现了写有上述情况的详细记录。这是日军毒气部队自己记录毒气战详情的报告首次被发现,也是首次有日本军方文件证实日军曾在中国使用过化学武器。
  据日本共同社7日报道,日本历史研究学者松野诚近期找到了一份日军部队的正式报告“战斗详报”。上面详细记录有1939年日军毒气部队在中国北方使用毒气弹等情况。松野表示,这是首次发现的毒气战部队自己记录相关情况的文件。
  日军在侵华战争战败时,为避免留下犯罪证据,有组织地废弃了记录类文件,使用毒气的全部情况已无法得知。此次发现的“战斗详报”可能是由日军毒气部队相关人士私人保管而幸免于难。
  日媒称,“战斗详报”是侵略中国北方地区的日军毒气部队“迫击第5大队”的文件,详细记录了侵华战争爆发2年后的1939年7月,日军在山西省山岳地区的战斗情况。约100页的文件中,记录着日军作战记录、炮弹使用情况、毒气弹使用命令副本等。文件还记录了目前尚未研究清楚的早期“糜烂剂”使用情况。
  松野说:“对于日中战争(日军侵华战争)期间战场的实际情况,已弄清楚的只是冰山一角。有必要弄清事实,从中吸取教训,不再重演悲惨的历史。”
  松野是日本现代史研究学者,2010年在明治大学获得博士学位(史学),曾出版多部关于日军生化武器的书和资料集。他将把此次发现的“战斗详报”详细内容与分析汇总成论文,刊登在日本月刊杂志《世界》8月期。
  1937年7月7日,日本帝国主义者以制造卢沟桥事变为起点,发动了全面侵华战争,在中国犯下滔天罪行。已发现的部分历史资料,揭露了侵华日军曾大规模研制、生产、使用生化武器的情况和进行人体活体实验的暴行。众多中国受害者受日军遗留化学武器危害以致皮肤溃烂、身体残疾。据悉,远东国际军事法庭审判(东京审判)中关于毒气没有严厉追究,未能成为弄清实际情况的舞台。


http://japan.hani.co.kr/arti/international/33847.html
「The Hankyoreh」 2019-07-09 12:07
■日本軍が日中戦争で毒ガスを使用した報告書、初めて発見
 1939年の日中戦争、日本軍の報告書 
 皮膚をただれさせ呼吸器に苦痛を与える 
 日本軍内部の詳細報告書、初めて発見

【写真】中国黒龍江省のハルビンにあった旧日本軍関東軍傘下の細菌戦部隊である731部隊の遺跡地の様子。日本は中国で毒ガスなど生物化学兵器を使用した//ハンギョレ新聞社

 旧日本軍が日中戦争中に毒ガスを使用したという詳細な自身による記録が、初めて発見された。
 共同通信は8日、歴史研究家の松野誠也氏が、日本陸軍の毒ガス戦部隊が中国北部地域で皮膚や粘膜をただれさせる「びらん剤」や呼吸器に激しい苦痛を与える「くしゃみ剤」が含まれた毒ガス弾を使用したという内容が書かれた日本軍の報告書「戦闘詳報」を発見したと報道した。旧日本軍が中国で毒ガスを使用したという事実自体はすでに知られているが、日本軍部隊の公式報告書である戦闘詳報で詳細な内容が確認されたのは初めてだと、同通信は松野氏の言葉を引用して伝えた。日本軍は第2次大戦敗戦時、戦争責任を回避するために戦争に関連する記録を組織的に廃棄した。
 松野氏が発見した記録は、旧日本陸軍の北支那方面軍所属の毒ガス戦部隊である「迫撃第5大隊」の戦闘詳報だ。この戦闘詳報には、日中戦争勃発から2年後の1939年7月に山西省の山岳地帯で実施した作戦の状況が記録されている。該当部隊は7月6日、上級部隊の命令を受けて中国軍陣地に向かってくしゃみ剤の入っている毒ガス弾31発を撃った。同月18~19日には歩兵を支援するとし、くしゃみ弾140発、びらん剤が入っている弾20発を使用したなどの記録がある。戦闘詳報には、「効果甚大」という評価も書かれている。毒ガス使用は日中戦争以前から日本も批准した「ハーグ条約」などによって使用が禁止された状態だった。
 旧日本軍は連合軍を相手には戦場で毒ガスを使用しなかった。反撃の懸念からだ。しかし、中国軍は反撃能力があまりないと見て、毒ガス使用を強行したものとみられる。資料は部隊関係者が個人的に保管していたものと伝えられた。松野氏は日本現代史の研究者で、2010年に明治大学で博士号を取得した。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/900966.html
韓国語原文入力:2019-07-08 20:50
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