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三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

「木本事件」と紀州鉱山への朝鮮人強制連行にかんする写真パネルと解説パネルについて

2023年11月15日 | 木本事件
■「木本事件」と紀州鉱山への朝鮮人強制連行にかんする写真パネルと解説パネルについて■
 三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会・紀州鉱山の真実を明らかにする会の活動を支持し、協力してくださった方がたへ
 
 三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会・紀州鉱山の真実を明らかにする会の『会報』66号・21号(2021年11月1日)で、「「木本事件」と紀州鉱山への朝鮮人強制連行にかんする写真パネルと解説パネルについて」を、『会報』67号・22号(2022年11月1日)で、「「木本事件」 と紀州鉱山への朝鮮人強制連行にかんする写真パネルと解説パネル その後」」と題して、わたしたちの会のパネルの行方と現状について報告しました。

 2023年3月7日、わたしたちの会のパネルは、元の管理者、金靜美のもとに戻りました。
 この間、わたしたちのパネルは、居場所がわかりませんでした。
 2019年の追悼集会のさいの熊野市民交流センターでのパネル展示をさいごに、この間、新型コロナ感染症のために集会の規模を縮小し、パネル展示をおこなっていませんでした。

 パネルは、2019年11月10日、パネル展示をしていた熊野市民交流センターから竹本昇が持ち帰りました。
 その後、2023年3月7日、わたしたちの会にもどるまでの直前の居場所は、わたしたちの会の名称を詐称し、わたしたちの会の『会報』郵送用封筒を盗用し、「改組三会」をでっち上げたひとりである斎藤日出治が関係する大阪労働学校でした。
 
 以下で、この間の経緯をかんたんに書きます。
 1、竹本昇は2020年、三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会、紀州鉱山の真実を明らかにする会をやめました。
 そのため、2021年4月30日、あずけていたパネルを受け取ろうと竹本昇にメールを送信したところ、同日、返さない、という返信が届きました。
 2、その後、パネルにかんして、2021年8月27日、「改組三会」では、わたしたちの会に返却するということが「確認された」と、当時「改組三会」の「運営委員」のひとりであったK氏から8月31日に連絡がありました。
 3、2021年9月8日、竹本昇にパネルを受け取りに行くと連絡をしました。
 4、同日9月8日、竹本昇は、パネルは「改組三会」のものである、というメールを送ってきました。
 2021年9月8日のメールでは、竹本昇は、「写真パネルと解説パネルの返還は、お断わりします」「改組三会は、…… 写真パネルと解説パネルの返還を求められる筋合いはありません」と書いています。
 また9月19日のメールで竹本昇は、「パネルは、改組三会のものであることは、改組三会の会議で決めたことです。竹本昇のものではありません」と書いています。
 5、2023年2月26日、K氏が、斎藤日出治の関係する大阪労働学校にパネルを取りに行き、斎藤日出治からパネルを受け取りました。
 斎藤日出治がわたしたちのパネルを持っていたのは、K氏によれば、つぎのような経緯でした。
 ① 2022年に開催を予定していた「アジアから問われる日本の戦争展」で活用するとして、竹本昇からK氏に渡された。
 ② パネルが大部であり、そのまま使用することが困難であり、また、コロナ禍で、「アジアから問われる日本の戦争展」が中止され、K氏が(「改組三会」として保管するとして)斎藤日出治へ渡した。

 6、2023年2月28日、「改組三会」の運営委員をやめていたK氏から電話がありました。
 K氏の話では、「改組三会」の以前の決定通り(2021年8月27日)、パネルの本来の所有者であるわたしたちの会にパネルを返却する、とK 氏が「改組三会」の斎藤日出治や、「改組三会」をやめたという竹本昇らに「通告」(K氏のことば)した、ということです。
 K氏の説明によれば、2021年9月8日、竹本昇が、パネルは「改組三会」のものである、というメールを発信したのは、竹本昇が独断でしたことであり、「改組三会」で決定したことではない、ということでした。
 7、2023年3月7日、金靜美がK氏から、パネルを受け取りました。

 わたしたちの会のパネルは、個人がかってに誰かに貸与したり、所有を移転したりできるものではありません。
 竹本昇は、わたしたちのパネル返還要請を拒否した2021年4月30日から、パネル盗奪者となり、そのご、パネルは、「改組三会のものであることは、改組三会の会議で決めたこと」と強弁しました。
 竹本昇がパネルをなぜ、どのような過程を経て「改組三会のもの」としたのか、わかりません。
 しかし、わたしたちの会の『会報』郵送用封筒を盗用した斎藤日出治は、わたしたちのパネルを返却しないという竹本昇に同調し、K氏を除いて、他の「改組三会」の運営委員という人たちは、パネルが「改組三会のもの」であるという竹本昇に異議をとなえなかったようです。

 パネルにかんする事実はかんたんで、明瞭です。
 わたしたちの会は、竹本昇にパネルの預かりを依頼し、竹本昇が会をやめた時点で、パネルの返却を要請しました。 返却を拒否した竹本昇は、わたしたちのパネルの盗奪者です。
 あきらかな盗奪を傍観することは、盗奪という犯罪への共犯者です。
 わたしたちは、「改組三会」に協力する人たちを、日本の侵略犯罪を明らかにしようとする民衆運動に敵対する人たちだと断定します。

 わたしたちのパネルは、居場所を転々とし、不用品、じゃまもの扱いで、最後は、斎藤日出治が関係する大阪労働学校で、斎藤日出治からK氏に引き渡されました。

 パネルは、盗奪者たち、竹本昇や斎藤日出治がわたしたちの会に返すべきものであるとして、わたしたちのもとに戻ってきたのではありませんでした。
 竹本昇や斎藤日出治は、じぶんたちにパネルを所有する権利がないことを自覚し、反省して、わたしたちに返したのではありません。
 じぶんたちにパネルを所有する権利がないことを自覚し、反省して、わたしたちに返すのであれば、返却をK氏に託すことはなかったでしょう。

 わたしたちのパネルは、写真パネルと解説パネルに分かれています。 展示のさいには、それらをセットにしなければなりません。
 竹本昇や斎藤日出治をふくむ「改組三会」では、わたしたちのパネルを盗奪していた間、展示を企図したようですが、じぶんたちは写真パネルと解説パネルのセットを作ることができないということがわかったようです。
 そのため、いっさいパネル制作にかかわっていないにもかかわらず、斎藤日出治は、K氏に、費用は出すのでパネルを作り直してくれないかと依頼したそうです。
 K氏はそれを断ったそうです。
 この斎藤日出治のK氏への依頼に、竹本昇や「改組三会」の運営委員たちがどのように関与したかはわかりませんが、盗奪者たちは盗奪したものを本来の所有者に返すどころか、盗奪品に変更を加えようとしました。 かれらの卑劣さには、ことばもありません。

 竹本昇は、パネル盗奪の責任を「改組三会」に転嫁し、斎藤日出治は使いこなせないパネルを持っている意味を感じなかったのでしょう。 竹本昇と斎藤日出治、「改組三会」は、パネルをもてあましたのです。 それでも最後まで、かれらは、わたしたちの会に返却するということには進んで賛同しなかったようです。
 いま、わたしたちの元にパネルはありますが、竹本昇がパネルの盗奪者であり、斎藤日出治や「改組三会」に協力したものたちが共犯者であることには変わりはありません。

 わたしたち、三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会・紀州鉱山の真実を明らかにする会・海南島近現代史研究会の名称を詐称し、さらにわたしたちの活動の歴史をも偽造し、竹本昇や斎藤日出治たちは「改組三会」としていますが、わたしたちの会は、「改組三会」とはいっさい関係がないのみならず、 かれらはわたしたちの活動を妨害し敵対していることを、ここで明らかにしておきます。

 2023年3月16日 
   三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会
   紀州鉱山の真実を明らかにする会
                               金靜美
                                 
                               

「北朝鮮との対話で拉致被害者・軍捕虜問題も議題に 韓国政府が方針」

2023年11月15日 | 韓国で
「聯合ニュース」 2023.11.15 16:59
■北朝鮮との対話で拉致被害者・軍捕虜問題も議題に 韓国政府が方針
 金泰均
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は北朝鮮との対話が再開される場合、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族や拉致被害者、拘束者、韓国軍捕虜問題を正式議題にする案を推進する。また、南北合意が着実に実行されるよう、履行点検組織を設置して運営する方針だ。金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官が15日、国会外交統一委員会で第4次南北関係発展基本計画を報告した。

【写真】国会外交統一委員会で第4次南北関係発展基本計画を報告する金暎浩統一部長官=15日、ソウル(聯合ニュース)

 韓国政府は南北関係発展に関する法律に基づき、南北関係発展基本計画を5年ごとに策定している。第4次基本計画には2023年から27年までの南北関係発展方向が盛り込まれている。
 第4次基本計画のビジョンは「非核・平和・繁栄の朝鮮半島」で、目標は「朝鮮半島の平和構築、南北関係の正常化」とした。重点推進課題としては▼北朝鮮の非核化推進と朝鮮半島の平和定着▼原則のある南北関係の正常化▼北朝鮮の人権問題と南北人道問題の解決▼北朝鮮を巡る情報分析の強化▼国民・国際社会と共にする南北統一準備――を提示した。5年前、北朝鮮核問題の解決と恒久的な平和定着、持続可能な南北関係の発展、朝鮮半島の新経済共同体の実現を目標に掲げた文在寅(ムン・ジェイン)前政権の第3次基本計画から大きく転換した。
 詳細課題としては北朝鮮の外貨稼ぎ防止のほか、離散家族、拉致被害者、拘束者、韓国軍捕虜問題の解決努力強化などを定めた。北朝鮮が存在自体を認めず、これまで交渉のテーブルに乗らなかった拉致被害者、拘束者、韓国軍捕虜問題を議題として挙げる方針だ。
 金氏は「政府は第4次基本計画に基づき、南北関係が正常化されるよう最善の努力を尽くす」と述べた。

『会報』68号・23号合併号発行のおしらせ

2023年11月15日 | 『会報』
■『会報』68号・23号合併号発行のおしらせ■
 2023年10月10日に、三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会の『会報』68号と紀州鉱山の真実を明らかにする会の『会報』23号の合併号を発行しました。
 内容は、つぎのとおりです。

      三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会
            http://www5a.biglobe.ne.jp/~kinomoto/
      紀州鉱山の真実を明らかにする会
            http://www.kisyukouzansinjitu.org/index.html
表紙 
  【写真】:1994年11月20日、李基允氏と裵相度氏を追悼する碑の除幕。右側、裵相度氏の孫、裵哲庸氏
2頁:李基允氏と裵相度氏を追悼する集い、30回目をむかえて
   秋夕を迎えて(2023年10月1日)  裵哲庸   
3~8頁:李基允氏と裵相度氏を追悼する集い、30回目をむかえて
  30回目の追悼集会にあたって  嶋田実
  木本事件から  郭政義
  李基允氏と裵相度氏を追悼するつどい、30回目をむかえて  宇恵悟
  この時代を生きる私たちに今、何が問われているか  米持匡純、
  日本の植民地責任を学び、語り継ぐ場として  岩脇彰
  追悼碑が建設されてから30年  佐藤正人
9頁:2022年の追悼集会
  追悼集会に参加して思うこと  洪光子(在日本大韓民国民団三重県地方本部副団長)
10頁:「木本事件」の朝鮮人側弁護人、竹内金太郎  金靜美
11~14頁:関東大震災虐殺2年4か月後の朝鮮人虐殺  三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会
  【写真】①『朝鮮日報』1926年2月4日夕刊「放置された惨死体には「無心のからすが群がる」(「事件」を伝える記事)
      ②李基允氏と裵相度氏を追悼する碑 1994年11月20日、建立 
      ③2010年3月28日、紀州鉱山で亡くなった朝鮮人の名前が書かれた石たち 
      ④「日寇時期受迫害死亡工友紀念碑」。石原産業が経営していた田独鉱山にある碑。1948年4月、海南鉄礦田独礦区の労働者が建てる。周辺には人骨が大量にあったという。ここには、大勢の人海南島住民も強制連行され、“あそこに行けば戻ってこられない”といわれた。
15~17頁:「木本事件」と紀州鉱山への朝鮮人強制連行にかんする写真パネルと解説パネルについて  金靜美                                   
18頁:『熊野市史』と図書館巡り  大谷祐子
19頁:平和のための戦争展わかやまで  ―「木本事件」と紀州鉱山に強制連行された朝鮮人にかんするパネルを展示―   金靜美                              
20頁:本の紹介『일분군 ‘위안부’  피해자 김옥주 구술자료집 』한국정신대연구소 엮음 (『日本軍‘慰安婦’被害者 金玉珠 口述資料集』韓国挺身隊研究所編、韓国女性人権振興院刊、2022年12月)  金靜美
21頁:海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会について  佐藤正人
23~24頁:板屋の「紀州鉱山で亡くなった朝鮮人を追悼する碑の「追悼碑建立宣言取り付け台」入れ替え工事とその作業撮影  宇恵悟
  【写真】:①崩壊した「追悼碑建立宣言」台
       ②作り直された台(2021年3月)
       ③兪柄煥さん、首藤さん、秦さん
       ④仲曽根さん(2023年9月13日・14日)
       の名前が書かれた石たち

B5版 24頁。 定価 200円(送料140円)
     連絡先 和歌山県海南市日方1168 紀州鉱山の真実を明らかにする会
     郵便振替口座記号番号 00920-3-247174