三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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証言・記録

2015年08月01日 | 海南島史研究
 日本政府・日本軍・日本企業は、侵略犯罪の記録を隠し続け、公開しようとしていない。
 したがって、国民国家日本の侵略犯罪の歴史的事実を知るためには、犠牲者・遺族・目撃者の証言が決定的に重要である。
 わたしは、1998年からの17年間に、海南島各地で、500人を越す人に証言を聞かせていただいた。
 ひとりの犠牲者の証言を、十分に聞かせてもらうためには、長い時間が必要だ。しかし、これまで、わたしが聞かせてもらうことができたのは、証言者の記憶・思いの極めて僅かな部分であった。
 また、犠牲者の証言を理解するためには、その現場の歴史を知らなければならないが、わたしがこれまで知ることができたのは、現場の歴史の極めて僅かな部分であった。
 17年間という時間は短い時間ではなかったが、これまで、わたしは、海南島における日本の侵略犯罪を極めて僅かしか記録していない。道は遠い。

                            佐藤正人
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