三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

もう19年になるのか

2013年10月09日 | 木本事件
 「木本事件」については、名古屋で朴慶植先生に会ったとき、はじめて聞いた。追悼碑をつくる運動をするそうだから、近いし、いっしょに手伝ってやってくれ、と言われた。
 熊野は遠いと思わなかった。場所を知らなかったし、知ってからも、若かったから。
人間とはいっとき、充実した時をくれる時期がある。いまから思うと、あのころは充実していた。
 朝鮮人の強制連行や強制労働の調査をしていて、朝鮮人が日本の各地で不慮の死を遂げたということは、めずらしくもなく、よくある。しかし、「木本事件」は、ほかに例のない、ひどい「事件」だと思った。
 わたしの心の中の一角に常に存在しつづけている。強制連行関係の調査であちこちに行ったが、どこに行っても、思い出す。
 もう19年になるのか。
 チョリョンイ(哲庸)と、御浜の海岸をドライブしたことが、ついこの間のことのようだ。
                                        金蓬洙 談

       金蓬洙さんは体調が悪いので、2013年10月7日、金靜美がお話を聞きました。
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