◇ 継続
山梨の「リニア工事差し止めを求めた民事訴訟」の原告を訪ねる。(フリージャーナリスト・樫田秀樹さん 2019年10月27日 記事)
山梨県南アルプス市にお住まいの民事訴訟原告団の方々を訪問されて、お聞きになられた実状の報告記事です。
法の定めに基づくレベルの対応だけで済ませる事業者・JR東海であるなら、山梨県政が動かねばならないと私は以前から思っています。山梨リニア実験線での社会実験が活かされる、それこそが「リニアで変わるやまなしの姿」だと期待しております。国交相 リニア「国主導で調整」(2019年11月01日 19時18分 NHK静岡)
【前略】
赤羽国土交通大臣は、(2019年11月)1日の閣議のあとの記者会見で、
「リニアの早期実現と、その建設工事にともなう環境と水資源の影響の回避という、2つの課題を解決していく必要がある。国が行司役として関与する新しい枠組みづくりに向けて調整している」と述べ、国と静岡県、JR東海の3者で設置する新たな協議の枠組みづくりを進める考えを示しました。
その上で、「
リニアは国民生活や経済に大きなインパクトがあり、予定通りの開業への期待が大きいことから、事業が円滑に進むよう必要な調整や協力を惜しまず取り組む」と述べて、3者の協議の枠組みでは、国土交通省が主導して調整を進める考えを示しました。【引用終り】
環境影響評価段階における
国土交通大臣意見が事業者によってどのようにフォローされているかを各地で実態確認してきた国土交通省であるはず。
まずはその結果を国民に報告する事が最初であるべき。
そして静岡県での事業進行のこれまでの実状に問題は無いので、静岡県での事業が行き詰まっている状況について行司役として関与する事は正当な国政手段なことを明確に広報すべきである。
・・・というのがNHK静岡の記事を読んだ私の思いです。11月1日の閣議開催は
官邸サイトに記載がありますが、国土交通大臣の記者会見は定例会見とは異なるので
国交省サイトに掲載されるのかは不明です。
【以上、2019年11月2日深夜の追録】
止まりやすい東日本の中央本線の代替え路線という必要性が生じたから正直山梨県も動きにくそうな気がします。抜本的対策などは中央本線高速化がスーパー特急レベルまでやらなきゃ無理でしょうけどその採算性は絶望的。いっそ、国土交通大臣にこの地域の東日本と東海の二社がもたらす矛盾でも訴えた方がよいのではと思います。
樫田秀樹氏はリニアの採算性と安全性を説きながら中央本線は採算性と安全性を無視して高速化しろ・・・などと書いていたらただのご都合主義者でしたがその傾向はなさそうですね。
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