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8月19日は甲府市出身の歌人、山崎方代(ホウダイ)の命日「方代忌」、甲府市右左口町(ウバグチチョウ)にある菩提寺の 円楽寺 には多くのファンが集います。
今年2017年はちょうど土曜日なので19日に開催されると思います。
『ふるさとの右左口郷は骨壺の底にゆられてわがかえる村』(山崎方代歌集-こおろぎ-1980年)

山崎方代が晩年を過ごした鎌倉ですが、瑞泉寺で毎年9月第一土曜日2時から追善供養が営まれるとのことです・・・瑞泉寺、第27回方代忌(仮想旅へ 2013年9月の記事)鎌倉からは他にも情報発信が複数ありました。

先日記事にした酒折連歌賞から思い出したので甲府市の短歌大会について記録しておきます。
山梨県甲府市では 「第17回方代の里なかみち短歌大会」作品募集中です
募集期間:2017年7月3日~10月2日(必着)
募集要項:
 <一般の部>
  大会大賞(文部科学大臣賞・山梨県知事賞・甲府市長賞)・特選・入選
 <ジュニアの部>
  大会大賞(文部科学大臣賞・山梨県教育長賞・甲府市教育長賞)・特選・入選
応募要綱:
 出詠料(参加料)は無料
 未発表の作品に限ります。
 「ジュニアの部」は、小学生・中学生・高校生に限定
選者(五十音順):
 <一般の部>:大下一真・今野寿美・三枝浩樹
 <ジュニアの部>:窪川美代子・河野小百合・土屋喜雄
表彰式典: 2018年3月10日(土) 甲府市中道公民館(時間は調整中)
 (入賞者には 2018年1月下旬頃に通知します。)
応募用紙その他については公式ページをご参照ください。

ちなみに、第15回方代の里なかみち短歌大会の表彰式典は、2016年3月12日 14:00~でした。2017年3月開催されたはずの第16回表彰式典については甲府市教育委員会に記事はありませんが、前回と同様だったと思いますし、来春の第17回表彰式典も同じでしょう。

2006年9月6日~8日に、山崎方代の生家跡を甲府市が購入したとのニュースが各社から報じられたのを記録していました。

甲府市は旧中道町出身の歌人、山崎方代(ホウダイ)が生まれた家の跡地を購入し、歴史・文学ゆかりの施設用地として整備することになった。
 山崎方代(1914~85)は旧中道町右左口(ウバグチ)で生まれた歌人で、旅の中にあって創作活動を続けた「漂泊の歌人」として知られている。
 中道町と合併した甲府市では、右左口地区に残されている生家の跡地を整備し、方代ゆかりの施設用地として活用する事を決めたもので、9月議会の補正予算に土地の購入費として745万円を盛り込んだ。

 生家の跡地は中道往還の右左口宿のなかにあり、約420平方メートルで、方代は23歳で姉の住む横浜市に移り住むまで同所で暮らした。現在は方代の家族から土地を購入した同地区の住民が所有、空き地となっている。
 跡地には旧中道町が所有者の了解を得て方代の生家跡と記した看板と歌碑を設置、東京都や神奈川県などから多くの方代のファンが訪れている。
 甲府市では地区の住民などで方代の研究を進める「方代会」のメンバーも参加した整備委員会を約10人で構成し、2006年11月にも設立、歴史・文学をテーマにした土地の活用方法や、まちおこし対策を検討していく方針。

生家は水車業を営む木造家屋だったが、1938(昭和13)年、方代が24歳で横浜市に住む姉のもとに父と一緒に引き取られた後、しばらくして取り壊され、中道町地元で80歳以上の人でも記憶している人はほとんどおらず、写真も残っていないため外観や詳しい間取りは分かっていない、との報道もありました。

◇ 山梨県立文学館には常設展示があります。--常設展のご案内、このページから「山崎方代」をクリックすると情報が表示されます。
甲府市観光ガイド 山崎方代
Wikipedia 山崎方代
骨壺の底にゆられて~歌人山崎方代の生涯 江宮隆之(2000), 河出書房新社, 308頁

かなり以前に鑑賞した山崎方代展の記録も何処かに保存していたはずなので、後日整理する予定です。
甲府に来て山崎方代を知った時、私は女性だと思っていました、方代=マサヨと読めます。川端龍子(かわばたりゅうし)のように「子」でも男性である場合は多くありますから念の為に確認しますが、ネットを読んでいて方代さんの写真を拝見した時はガクッとしました。
そんなことを思い出しながら自分のサイトのアート・文化のカテゴリーを充実させたいと思っています。



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