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富士川町9月議会は 2017年9月8日開会、11日一般質問、12日議案審議の予定です。
『2017年9月4日 9月議会一般質問通告者は9名です。ぜひ傍聴にお越しください。』との町政の期待に応じた報道がありました・・・リニア防音で住民投票条例案提出(NHK甲府放送局ニュース 2017年09月08日 17時02分) 委細は 「騒音対策」タグ

リニア軌道の覆い巡り議論へ(山梨日日新聞 2017年08月27日)が話題になっているようです。
「観光活用か生活重視か」との中見出しで、山梨県富士川町が町内を通るリニア軌道に防音防災フードを設ける是非を沿線住民に問う住民投票を検討中と報じたものです。

富士川町には リニア中央新幹線の高架橋に関する沿線住民意見交換会について というページがあります。
騒音・振動などを確認するために実験線見学会が行なわれて、その結果による意見交換会が2017年6月26日(月)、28日(水)、29日(木)の3日間、3会場で開催された報告がPDFファイルでアップロードされています。
山梨県民の皆様、マスコミ報道だけでは分からない事が多いリニア新幹線について、これは必読資料です。こういう仕事をした富士川町は偉いと思います。

この報告書にも記載されている騒音規制範囲400メートルについては、「リニア騒音基準決める」(山梨日日新聞ネット記事 2016年11月15日)報道がありました。
この件に関する山梨県庁の公開情報は 2017年7月5日 PDFファイルで公開されたようです・・・
山梨県大気水質保全課ホームページ「リニア中央新幹線における環境基準の類型の当てはめに関する事務手続きについて(PDF:64KB)」 を開くことができます。全6ページPDFファイル。

2016年11月に決まった事?が半年以上も経って公開されたのは、12月、2月、6月の山梨県議会で侃々諤々の議論が尽された為かと思いますが、私は会議録を未確認です。そして富士川町実験線見学会と6月末の意見交換会の成行きに対応して県庁さんが取り急ぎアップロードしたものと私は推察します。

防音・防災フードがかぶる場所はもちろん、防音壁で済まされる場所であっても地上からリニアが見えますか?
高架+防音壁より高い場所に登らねば軌道を走るリニア車両は目視できないでしょう。皆さんがご覧になるリニア実験線走行画像は空からの撮影か都留駅近辺の写真だと思います。車内から見える外の景色を撮った画像など私は見たことが無い。
あなたの街はリニアが見える街ですか? どこから見えるのですか? 観光活用とは何をすることですか?

そして最も重要なポイントは国土交通省委員会では「明かりフード」と呼んで騒音について論じていたのですが、JR東海は「防音・防災フード」と呼びます。その「防災」の意味を山梨県政が住民に説明していないことです。400メートル規制の決定理由と合わせて、この事も説明する必要があるはずです。リニア新幹線地上区間の「防災」は山梨県全ての県民に関わる事だからです。
山梨県政は「防災」の意味を明確にしてから騒音規制について再検討願います。未だ先は長い、時間は十分あります。

リニア情報ブログで 「タグ・騒音対策」 記事は山梨県の状況についても書いています。新幹線騒音の地域類型が指定される範囲 400mについて には『山梨県で地域類型が決定し発表される時に 400m の根拠などについても明確に説明されると思います。』と書きました。国民が期待しているリニア新幹線を一番理解し育てて来た山梨県の意思決定は沿線地域の模範でもあるはず。全ての国民に向けて丁寧な説明を継続していただきたいと思っています。
新幹線騒音


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