新潟県ホーム > 防災 > 震災がれきの試験焼却実施に関する知事コメント 2012年10月15日
本日、三条市と柏崎市から、震災がれきの試験焼却結果が公表されました。
焼却灰(飛灰)の放射性セシウム濃度は 21 から 49 ベクレル/kgとのことでしたが、放射能については、震災前よりも管理基準を緩和すべきでなく、従前に準じて人間社会から隔絶するよう最大限の努力を行うべきと考えております。
IAEAの基本原則に従えば、混焼による希釈処理は可能な限り避けるべきであり、放射能を含むがれきは、できるだけ、単独で焼却を行い、それによる焼却灰を隔離するべきであります。
混焼により濃度が下がったとしても、両市合わせて17万から24万ベクレルほどの放射性物質が持ちこまれました。新潟水俣病は、濃度規制しか行わなかったため、総量としての有機水銀が環境中に拡散され引き起こされた悲劇です。このような、歴史に学ぶ対応が必要と考えています。
県としては、試験焼却による周辺環境への影響を確認するため、引き続き放射線監視をしっかりと行ってまいりたいと考えています。
新潟県について調べている時に気が付きましたので、全文引用しておきます。
放射能は混ぜて希釈すれば安心という神話を排除し、歴史に学ぶとメッセージされた新潟県 泉田裕彦知事に毘沙門天上杉謙信を思い浮かべています。
補足-環境省から新潟県への再回答 2012-06-13 について、どうにか整理がついたのでアップロードしました。
地方主権とは何か、説明するのは私には難しいが、それを逆手にとって市町村廃棄物処理に直接アクセスした環境省も策士だと思っている。それをまた逆手にとって広域処理は県庁の仕事じゃないと県内状況も整理公開しないような人々もいるようだ。それでいて環境首都とか幸住県とか自称しているらしいが・・・