ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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追記・平成20年12月22日に総務省サイトで、「住民基本台帳法施行規則の一部を改正する省令案」及び「住民基本台帳カードに関する技術的基準の一部を改正する告示案」に対する意見の募集が掲載されました。意見募集の締切は平成21年1月22日(木)午後5時(必着)(郵便についても、募集期間内の必着とします。) このページに添付されているPDFファイルが傑作でした、Adobe Reader には画像90度回転機能があるのでよかったです(^o^)


Juki20081215_01 総務省報道発表 平成20年12月15日新しい住基カードの発行、共通ロゴマークの決定によると、『平成21年4月から本人確認機能が強化された新しい住民基本台帳カードを全市区町村で発行を予定しています。また、住基カードの普及・促進を図るため、新しい住基カードの「共通ロゴマーク」を決定しました・・・』とのことです。
山梨県立図書館で住基ネットカードを利用者カードとして使う計画があるという報道を読んだばかりなので、「住基ネット」というキーワードに目が行くようになりました(^o^)

◇ 2008年12月13日に読売新聞が住基カードに顔写真データも…偽造・変造事件多発で対策の記事、
◇ 12月16日の東京新聞は新住基カード発行へ 来年4月 偽変造防止機能を強化という記事を掲載しています。

上図から分かるように、ICチップに独自利用領域が設定されていることは現状と同じと思いますが、私は詳しいことは知りません。電子証明書は別に「公的個人認証領域」に書き込まれていることが図から分かります(APとはアプリケーションの略語で使っているようです)。これが『専用ソフトウェアをインストールしたパソコン等により、確認ができる仕組みとする。』には関心があります。もちろんカードリーダーをパソコンの周辺機器として設定(プリンターと同様にドライバなどのインストール)することが必要なのは e-Tax などを使う時も同じですから、この機器を買い替える必要が無いようにカード表面だけが仕様変更されるものと思います。
独自利用領域は住基カードの基本領域とは異なる利用者番号等を記録して利用します。これは、各市町村が条例に定めるところにより行うもので、カードを活用して、それぞれの地域にあった独自の行政サービスを提供できるようにしているものです(以上、(財)地方自治情報センターの解説ページより)。山梨県立図書館でもこの機能を利用する事が計画されているはずです。

Juki20081215_03 住民基本台帳カード(住基カード)の普及を促進するため、住基カードの共通ロゴマークを決定・公表については、
 ○住基カードは、各市区町村において独自デザインが可能(子育て世帯や高齢者には別デザインとするなどの工夫・活用ができるようにするため)。
 ○一方、共通のデザイン部分がないために、住基カードの様式の認知がしにくく、結果として偽物であっても見分けにくいという課題があった。
 ○住基カードの共通ロゴマークを制定し、カードの認知アップを図るとともに、マークに共通の偽造防止措置を施す。
ということが総務省広報のPDFファイルに書かれています。

本人確認書類としての住基カードの機能としては、銀行、行政窓口等での本人確認として
 ■犯罪収益移転防止法により、銀行等の金融機関の窓口において広く本人確認が求められている(例:口座開設、10万円超の現金の振込み等)。
 ■住民基本台帳法の一部改正(20年5月施行)により、住民票の写しの交付の請求等における行政窓口での本人確認を厳格化。
が現状のようですが、本人確認書類としての写真付き住基カードの機能の高まりとして特に、運転免許証の自主返納の際の写真付き住基カードの活用が述べられています。
 ■高齢者等が運転免許証を自主返納する制度が設けられているが、その返納の際に、運転免許証の代わりになる本人確認書類として、写真付き住基カードが有効。
 ■市区町村と警察署等の連携により、高齢者等が運転免許証を返納した場合に、その旨を証する書類を市区町村の窓口に持参した場合には、住基カードの発行手数料を無料にしている市区町村の例もあるところ。
などがPDFファイルに書かれています。

私が電子認証用に写真無し住基ネットカードを取得した時は確か500円を払ったと思います。新しいカードも同じ経費で頒布されるのかどうかわかりませんが、私としてはICチップに書き込まれている情報を手元で読み取れるリーダーとソフトについて勉強していきたいと思っています(^o^) 独自利用目的ごとにその部分だけを読み出し無関係な領域にはアクセスできない方法とかはWebでも使えそうなプログラムかも知れません。まあ私としてはこの辺の技術的問題が分からない限りは独自領域部分に書き込まれるような使い方はしないと思います、もちろん図書館でも。

読売新聞記事によると、『本人確認専用の領域を金融機関など民間企業も専用機で読み取りできるようにする。これに伴い、読み取り機(1台約5000円)の導入を金融機関や携帯電話会社に働きかけ、本人確認用領域を読み取る専用ソフトを無償配布する。』 ハードの改造とリバースエンジニアリングに堪能なクラッカーの出番かな? 高齢で運転しなくなっても運転免許証はできる限り継続した方が良いと思います(^o^)

新しいロゴマークが設定されると私のカードも更新しておかないと偽造カードと疑われる可能性がありますので、実施され次第に更新しようと思っています。また金がかかるのか・・・(^_^;)

私費負担の500円はともかくとしてカードそのもののコストがどの程度か、発行費用としては1,500円とか2,000円かかるが市町村には地方交付税?で補助されるので市民負担は500円だと聞いたことがあります。カードは市町村ごとに違うので末端に在庫がどれくらいあるのか、それを廃棄して新仕様のカードに切り替えるのだと思いますが、市町村別ごみ袋有料化と同様にどこかで何か無駄な資源の浪費をやってるような気がします、もしかしてIT産業不況の救済か・・・「それを言っちゃぁおしまいよ!」 ブロガーもつらいよ(^o^)



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