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ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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有害情報規制 (秋葉原事件)

2008-06-10 19:24:32 | 政治・社会

秋葉原の事件は私もよく知っている場所、先日も出かけたばかりだけに衝撃的でしたが、犠牲になられた方々のご冥福と負傷された方々のご回復をお祈りします。色々と考えさせられる事は多いですがコメントは差し控えます。常時巡回先のひとつ「誤字・ら・日記」の6月9日、「まずは身の回りから」は実に深い記事だと思いました。秋葉原事件と同様のシチュエーションで自爆テロが起る可能性を否定できない日本の現状を私は感じています。過去にも国会議事堂に車で突っ込んだ事件などはありましたが、それが別な方向に展開することが無いように、サリン事件の二の舞にならないように祈りたい。私が東京で仕事していたあの当時、どうせ撒くなら国会で撒けばいいのにと言っていた人にも出会ったものです。

ところで「有害情報規制」については既に繰り返し報道されブログ記事も多数ありますが、青少年を有害情報から守るという趣旨でアクセス規制(フィルタリングなど)を制度化する法律の制定が進行中です。
秋葉原事件に関係して「使用ナイフは人を刺す武器用 規制は一部 秋葉原殺傷」という記事が朝日新聞2008年6月10日の記事にありました。

米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)に在籍したこともある軍事ジャーナリストで作家の柘植久慶さんはダガーナイフの特徴を指摘し、「切りかかるサバイバルナイフや包丁と違って、刃は薄く細いため力がない人でも使うことができる」と危険性を説明した。さらに「刃先に血が付着しにくく、何度使用しても殺傷能力が落ちない」という。(朝日新聞から引用)

テレビなどではこのナイフの写真や販売店の様子なども紹介されていて、私はこの「ダガーナイフ」というものを初めて知りました。とてもありがたい情報でしたね。しかし販売規制が強化されないうちに手に入れても護身用に持ち歩くのは銃砲刀剣類所持等取締法をよく調べてからにすべきです。
万一に備えて、「ダガーナイフ」を使った戦闘術、素手でそれを防御する技などのWebページも確認しておきたいですね。こういう新聞記事やテレビ画面、Webページも有害情報にはならないことを確認しておきたいと思います・・・で、有害情報ってなんだろう・・・ある国では Google とか Yahoo で検索される結果にフィルターをかけて遮断する方法がとられている、国民はフィルターされた情報だけを見ていることになるという話も読んだことがあります。技術は使い方次第でいかようにも・・・しかも、それとは知られずに・・・

蛇足のようで蛇足ではなく・・・6月10日の「無差別殺傷は防げないのか」とタイトルした日本経済新聞社説は末尾で書いていました-
『99年末に掲載した、1年を振り返る本社の社説は次のように書いている。「無差別殺傷事件で逮捕された若者はそろって、自身の社会的な挫折が引き金となって募った『世間への恨み』を動機として供述した。時代は再挑戦が可能な開放的な競争のしくみと、挫折者の恨みを和らげ社会の信頼を維持する多様な安全網を必要としている」 状況は、今も、変わっていない。』
状況が今も変わっていない責任の一端を日本経済新聞も考えて欲しい。フィルターかけて自己規制していないかどうか・・・

・6月10日テレビ朝日22時の番組で秋葉原事件犯人の父親が記者会見している画面が流れていた、さすがに父親の顔は映していなかったが父親に責任について問いかけた記者がいた。この記者会見をどちらが持ちかけたのかアナウンサーは説明しなかったように思う。青少年の引き起こした事件ならともかく、青森と静岡で離れて自立している成人した息子の事件で親の記者会見が必要なら、公務員の不祥事にその両親も引っ張り出したらどうか。もし父親から持ちかけられた記者会見なら、ジャーナリズムとしては父親がそうせざるをえない社会のあり方についても語れ。ネット記事でしばしば見かける「マスゴミ」という表現に同意しよう。このような人々が植草さんの冤罪などを面白おかしく書きたてて、より大切な問題をフィルタリングしているのだろう。