埼玉新聞 2011年9月22日記事で 学校給食食材を放射線測定 川口市、来月導入 が読めました。給食について気にしていることの要点が書かれていたので残しておきます。引用は記事からですが順序は変更してあります。
何故、--
岡村幸四郎市長は「子どもたちの健康を守るために、内部被ばくにつながる給食の放射線を測定することにした」
防災担当は「不安感をあおることは避けたいが、安全のためやっていることを市民に伝えたい」
何を、何処で、いつ、--
川口市の学校給食は、小中学校71校で1日約4万2千食。うち小学校20校が自校方式、小中51校は四つの給食センターで調理している。食材は自校もセンターも一括購入になっている。
南平学校給食センターに測定器3台を配置する。精密測定には1品目について1時間かかる。調理に間に合うようにするため、短時間の11分で行う。1キロ当たり20ベクレル以上の測定が可能という。
「コメのように前日に届く食材は前日に測定し、当日朝に届く野菜は朝にやり、できるだけ多くの食材を測定したい。3台で5、6種類はできそうだ」
誰が、どんな方法で--
使用する測定機器はベラルーシのアトムテックス社製。3台(1台130万円)を購入し、10月中旬に納品予定で、その後、担当者の研修を行う。
食品ごとに定められた国の暫定規制値を超えた食材は使用しない。測定結果はその日のうちに市のホームページに公表。毎日、測定を行うため、担当職員を新たに2人配置する。
測定器のことは知りませんが、山梨県が衛生環境研究所での食品検査に導入した機材は、既に書いたように他のネット記事を参照したりして1500万円程度?らしいと思っています。山梨県の場合に 5W1H の発信に欠けるところがありそうで、終戦が予想できない長期間続く事なので気になっています。
山梨県議会、平成23年9月定例会(代表・一般質問項目一覧)が公開されています。
山梨県内広域放射能測定を県議会決議に基づいてどのように考察されるか、給食食材の安全性について、議員も知事もどのように考えておられるか、この二点については質疑応答を確認したいのです。今回はテレビもインターネットでも中継は出来ないそうですが、録画のネット公開は早いので素晴らしい。
◇ 2011.09.20 山梨県議会9月議会の知事説明に注目する
◇ 平成23年9月定例会(録画中継)
9月21日の知事スピーチでは、3分10秒~100箇所測定に問題なかったとされて、今後の継続には言及されませんでした。給食にも特に言及はありませんでした。今後の議会質疑の様子を待ちたいと思います。
県立射撃場の鉛汚染を気にするのと同じレベルで、土壌のホットスポットの存在を想定内としたり、給食食材に「ホットスポット的」な問題が無いかどうかを心配する発想を望むのは、ないものねだりでしょうか。
以前、2009.11.09 大地を守る会のサイトをみた とブログに書いたのですが、大地を守る会ホームページでは、「子供たちへの安心野菜セット」という記事があります、安心セットには山梨県産も含まれています。測定をしてから提供していると・・・産地が出荷している(出荷規制されていない)ものを測定するというスタンスこそ、子供たちを守るために学ばねばならないと思います。それが川口市の姿勢でもあろうかと・・・