ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




茨城県守谷市についても継続的に書かれているブログを読んでいます、私のリンク集に入っている「3.11東日本大震災後の日本」
6月10日の深夜に「守谷市の学校は年間1mSvに変わりましたが、まだこんなひどい子供だましをやるのか!」という記事が出ていました。

そこに守谷市の広報記事から引用して学校給食について書かれていました。 『3 学校給食の提供・食 材 給食センターとしては暫定規制値を上回った農産物等は給食の食材として用いていないことから引き続き実施しますが,今後,納入予定の食材の産地公表を行っていきます。 』(守谷市公開のPDFファイルを確認したら、この通りです)

私は甲府市の学校給食のことは何も知りませんが、以前、県内他都市だと思いますけど、学校ごとの給食ではなくて集中的な給食センターで用意して配送するというような話を見たことがあります。
給食用の食材を大量調達するケースでは山梨県産ではない食材を使うこともあるでしょう。
2011.05.19 食品中の放射性物質の検査結果、山梨県は対象外? に書いたように暫定規制値を超えた食品の出荷規制があります。しかし、暫定規制値以下なら流通している場合もある、それについても書いたことがあります。
厚生労働省から毎日出ている資料で-食品中の放射性物質の検査結果について(第93報)-自治体が公表した放射性物質の検査結果(6月10日公表分) ここで新潟県のデータには県外産の野菜も測定して「検出されず」です。以前には新潟県で他県産から検出された数値が書かれていたデータもこのサイトで私は見ています。

甲府市サイトで小中学校給食情報 には特に何も書かれていませんが、食材調達については、この非常時に 何を どのように 心掛けているかは書いて欲しいと思います。
大人も当然ですが、特に子供について考えるべきことは、「外部被ばく+内部被ばく」の総量で、大人の規制値と同じに考えてよいかどうかは、ネット記事にもかなり書かれていることです。暫定規制値はあくまで「暫定」だということです。本来の規制値こそが子供たちを守るのではないかと思います。

茶葉が汚染されていた、下水汚泥に大量の放射性物質が検出された、あの石原都知事ですら言及するように、地上15mの大気の問題ではないのです。地上環境の中で甲府の子供たちが生活している、給食を摂っている。福島原発から遠いことには何の意味も無いと私は思っています。
10年、20年後にこれまでの人口動態推定値以上に甲府市人口が激減する姿は、想定外とは言い切れないでしょう。
太平洋戦争の時代と異なり、今次大戦後に団塊の世代が発生することはない、むしろ、未来の戦死者をいかに減らすかに、今、尽力せねばならないと思うのです。



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コメント
 
 
 
甲府、山梨県内の給食食材のこと、心配です。 (gomama)
2011-06-11 08:07:22
甲府、山梨県内の給食食材のこと、心配です。
地域によっては、学校の中で作る自校式ではなく、給食センターから配送されているところがあります。
いずれにしても、産地まで明らかにしているという話は、まだ聞いたことがありません。

3月、子どもの通う小学校のPTAに、食材の産地を学校に聞いて欲しいと伝えましたが、まだはっきりとした答えはもらっていません。


長野県松本市では、市長がチェルノブイリで医療支援を行っていた方で、
内部被ばくゼロの給食を目指して、4月から産地を変えた食材もあるそうです。

JCASTニュース
コメや牛乳は100%地元産 松本市の給食は「内部被ばくゼロ」
http://www.j-cast.com/2011/05/31097064.html?p=all


 
 
 
来月、東京から南アルプス市に転居する者です。 (akoyo)
2011-06-11 08:26:37
来月、東京から南アルプス市に転居する者です。
転居の理由は、福島原発の放射能から逃れるためです。
三歳になった息子がおりますので、昨日、幼稚園の見学に行きました。
甲府市の幼稚園ふたつと、南アルプス市ひとつです。
そのうち2園が給食を外注、ひとつは自給食です。
産地に関して、質問したとことろ、
「口頭で安全な食材を使ってくださいと言っている」(外注している園)
「仕入れの八百屋さんを信頼している」(自給食の園)
「何もしていない」(外注している園)
といった回答でした。それぞれ、共通して言えるのは、園自らが主体的になって内部被曝をゼロにする、子どもを守るという気概が見受けられないといったところです。
山梨県は放射能問題がないので、そういった姿勢も仕方ないかなと思うのですが、いっそ可能なら長野県松本市に移住したいくらいです。
結局は、お弁当でも受け入れてくれるという幼稚園に入園させることにしました。

これから、山梨県でも子どもたちの内部被曝に関して、真剣に取り組まないとならない!と思っています。
 
 
 
gomamaさん、松本市の情報ありがとうございます。 (ictkofu)
2011-06-11 14:50:36
gomamaさん、松本市の情報ありがとうございます。
akoyoさん、給食の情報ありがとうございます。
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/
松本市サイトを確認してみましたが、J-CASTニュースが書いているように、特にこの件についてはアピールされていないようです。
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/buka/kyoikubu/gakkokyushoku/osirase/matumotosinokyusyoku/index.html
「松本市の給食の重点を紹介します 」

2011/5/31のJ-CASTの記事がどのような経緯で書かれたのかはわかりませんが、
これ以前に、「yuponのロハスな日々」ブログが、
http://yupon7635.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-62f2.html
「松本市の給食の方針」という記事を2011年5月28日に掲載されています。
『松本市の学校給食課長さんに松本市の給食の方針を聞きました。・・(中略)・・上記が常識で特に文章になったものはではないそうです。雑誌の記者さんとかこの辺を取材して宣伝してはくれませんか。』
と書かれています。このブログがあちこちに拡散していて、
その後の J-CASTニュースも同様にネットで拡散している様子が分かりました。↓
http://www.koshigenki.com/?p=509
このブログ記事から、さらに、
http://www.aera-net.jp/latest/backdetail.html?id=191
AERA-netトップ>アエラバックナンバー>2011年6月6日号
「放射能と食品」の特集号が出ていたのですね。
探して手に入れておきたいと思います。

これらのブログ記事を読んでいて、今更のように思いました--
「由らしむべし、知らしむべからず」
如何に説明しても全て理解して貰うことは難しい、だから、信頼して貰えることが大切だということです。
べし、べからずは命令形ではなく、可能・不可能の意味です。
 
 
 
こんにちは。 (yukimasa)
2011-06-11 16:59:06
こんにちは。

Akoyoさん、こんにちは。
小さなお子さんがいらっしゃる親御さんは大変な神経を使う世の中になってきましたね。
私には小さな子はいませんが、もし自分がそういう立場だったらと思うと、
今の行政の対応では切なくなってしまいます。

これは私の考えですが、給食はやはり不安です。お弁当にするのが今のところ一番だと思います。
人を疑って生きるのは辛く嫌なものですが、現実に産地偽装、検査拒否などの動きが食品関係では
出ています。
ひどいのは「被災地を応援、風評に負けるな」と、あたかもそれが正義のように圧力をかけ、
汚染食品を消費させようとする、経済優先の社会です。
そしてそれ以上にひどい、というか圧迫感を受けるのが、周囲の人たちの無理解だと思います。
こういった事は一人の力は頼りないものです。どんなに一人のお母さんが食に対する危機感を
うったえても、周りのお母さん方に無視されては辛くなるばかりです。

一人より二人、三人四人と、お子さんの食にたいする安全・安心度に深く関心を持ち、協力して
自己防衛をできるお母さん方が増えてくださる事を願います。

これは食に関することとは別なのですが、首都圏からも放射能汚染でこれから
山梨の方へ一時的に疎開、避難を考えるご家族が増えるだろうと思い、そのサポートなどについて、
私は甲府市に電話で問い合わせた事がありました。
二つの課に訊いてみたのですが、被災地(福島)の方以外は今のところ
サポートする態勢は出来ていないとの返答でした。
それはそれで私も予想していた答えですし、そんなものだろうと考えていました。
私がショックだったのは、電話での相手方の反応が「えっ、首都圏の人?・・・何をこの人
考えてるの?なんで首都圏から避難する必要があるわけ?おかしな事訊く変な人」
というニュアンスの応対が、電話からでもはっきりと受け取れたことです。

悲しかったです。この人たちには原発事故の深刻さなどまったく感じず、分かろうともせず、
確実に福島県は遠く他人事の世界だと思い、安心しきって生活しているのだと。

県や市など地方行政の対応が一歩先をゆくことは、悲しいですが決してないでしょう。逆に二、三歩
遅れる感じだと思います。

同じ考え、安心を目指すお母さんと出会い、情報を伝え合い、自己防衛第一で動いていくのが、
日常を送るうえでいちばん心も安定し、お子さんとも楽しく(実は厳しい世界ですが)、
生活できてゆけるのでは、と考えています。
 
 
 
こんにちは。 (Amy)
2011-06-11 18:07:34
こんにちは。
甲府在住です。4歳の子供がいます。

通わせている園は、週に数回配食業者のお弁当があります。放射能汚染が怖いので食材の産地を聞きましたところ「仕入先を変えるなどして対応している」との回答でした。実際にどこからどのように仕入れているかはわからず不安ですが、あまりしつこく聞いても「神経質すぎる」といわれるような雰囲気でそれ以上何も聞けませんでした。

うちでは九州から野菜類を取り寄せています。牛乳は茨城産牛乳の宅配を断って自分で北海道や信州のものを買っています。卵や肉はどうしようかと思案中です。関東地方にはいることもある山梨県なのに、放射性物質が飛んできているはずなのに、放射線量を気にする人が少ないのはなぜでしょうか。不思議です。
 
 
 
yukimasaさん、フォローありがとうございます。 (ictkofu)
2011-06-12 00:13:13
yukimasaさん、フォローありがとうございます。
貴方から頂いたコメントがきっかけとなって、富士川町で「ミツバチの羽音と地球の回転」を鑑賞してきました。

>同じ考え、安心を目指すお母さんと出会い、情報を伝え合おうと
なさっているのかと思いますが、定員500人ほどの会場は満席でした。
7割近くが女性でそのパワーの凄さにびっくりしました。それは映画の内容も同じでした。
私には情報量がとても多い作品で、記憶にとどめた事をネットで調べながら記事にしていきたいと思います。
 
 
 
Amyさん、メッセージありがとうございます。 (ictkofu)
2011-06-12 00:44:38
Amyさん、メッセージありがとうございます。
>あまりしつこく聞いても・・・
前のコメントで書いた、「由らしむべし、知らしむべからず」 からいつも思うのは、そういうことです。
人々に由らしむる(信頼して任せて貰える)為には、「どうせ言っても分からない」と考えるのでは無く、
まず、きちんと理解して貰える情報を出す事が前提にあります。
質問を受けて気が付く足りない情報はそのつど補っていくのです。

これで全てだという段階に至っても、どうしても理解できない時には、ここまで教えてくれるのだから、信じてお任せしようと思える場合もあり、
公開されたデータを前提にしたら、この人(組織)が導いている結論は間違えていると思える場合もあります。

ですから、選択肢が限られた状況の中では、情報を持つ側の責任は大きいのです。
しかし寡占、独占状況にある時に、相手に対して優位な立場にある時に、説明責任はしばしば無視されているようです。

情報をどのように発信するのが良いか、受けた情報をどのように読み取るか、それらを表わすのに「情報リテラシー」という言葉がよく使われます。読む側のみならず出す側にも使える言葉です。

これまで何度も書いていますが、6月の山梨県議会、市町村議会から「情報リテラシー」の実状がよい形で見えることを私は期待しています。
 
 
 
yukimasaさん (akoyo)
2011-06-12 15:55:09
yukimasaさん

ありがとうございます。

(通園させていただく予定の)幼稚園は、(これは私見なのですが)放射能うんぬんという理由ではなく、アレルギー除去等に対応しないためにお弁当を許可するといった印象を受けました。
その幼稚園に、産地確認ができますか?と聞いたら、「このへんは農家がたくさんいらっしゃいますからね(大丈夫じゃないですか?)」といった返事でしたので、思わず「では、お弁当を作っている会社に仕入れ等の方針を直接聞いてもいいですか?」と聞きましたら、「それは困ります」と、きっぱり断られました。
なので、私もお弁当のほうが安心だと思い、お弁当を許可してくれる幼稚園を選びました。

「産地を確認することができます」と言った幼稚園もありましたが、産地を確認した後、被災地近くの野菜が使われると分かったとしても、それをどうにかしてくれるような印象には受け取れませんでした。
確認はできますよ、、、という感じです。
また、とある幼稚園で、とても当惑したのは、幼稚園側が、産地うんぬんなんていうものを確認するのは信義反するといったような印象があることです。

我が家は、震災前から、息子が小学校に進学するまでには、山梨県に移住しようと決めていました。
移住の予定が早まったのは、震災があったためです。
したがって、これからもずっと山梨県人として生きていきたいと思っています。
ですから、放射能に対する考え方が同じ方と、この山梨で出会えるといいなと願っております。
 
 
 
2011年06月14日 学校給食に「暫定規制値」以下で... (ictkofu)
2011-06-18 01:41:55
2011年06月14日 学校給食に「暫定規制値」以下でも放射性物質の入った食材を使われることに異議を唱えることは正しい保護者の態度です
http://blog.livedoor.jp/mark22003/archives/51680745.html
これは銚子市のことが書かれています。

2011年06月17日 全会一致で採択した、国に学校給食食材の放射性物質の基準値を引き下げることを求める請願
http://blog.livedoor.jp/expert1/archives/51900538.html
これは町田市議の吉田勉さんのブログです。
 
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