東日本の被災地が一日も早く復興することを祈りながら、そして平穏な生活をいつもどおり送れることを感謝しながら、ブログを再開します。
地震の1週間前、京都府立植物園で「私の好きな木」発表会というイベントが開催されたので見学してきました。
これは、子どもたちに植物園内で好きな木を1本選ばせ、その木をスケッチしたり、感想文を書きながら1年間(6回)観察するという活動。その最終回で、子どもたちがそれぞれの木の下に立って、春夏秋冬の木の絵と感想を発表するのです。
まず研修室に集まって説明会
もともと京都市内の中学校の先生が始めた活動らしいですが、現在は理科の教師のグループと植物園の共催で毎年開催されています。一つのことをじっくり学ばせるという主旨のようです。
まず、研修室に集まって、「一本の木」という歌を全員で合唱。京都のフォークシンガーが作った曲で、この活動のテーマソング。1年間の総括の後、園内へ出て4グループに分かれて発表されました。
サンシュユの木を発表する子ども
私は子どもたちが樹木をどう見ているのか知りたかったので、最も人数の多いグループにくっついて10人全員の発表を見ました。
枝垂れ桜やイロハモミジを選ぶ子どもが多いのは、それだけポピュラーだからでしょう。中にはサンシュユというシブい木を選んだ子どももいました。株立ちする形が面白かったから選んだそうです。
トウカエデを選んだ女の子
「幹に苔がくっついて、木はくすぐったいだろうな~と思いました」とか、「秋になって葉っぱが落ちて、木は寒いだろうな~と思いました」とか、子どもならではの擬人感覚が印象的でした。
そういう話を聴いているうちに何故かウルウルしてきて、それを悟られないように俯くことが何度かありました。自分が木になったような気持ちになったのでしょうか(笑)。
トウカエデの四季の絵
参加者は私の想像よりも多くて、保護者も含めて約80人。毎年実施されるようなので、関心のある方はこちらをどうぞ。
確か自分が最後に見た時はまだ更新されていなかったのですが、
それがもう一昨日のことだったのには驚きました(笑)。
この記事、すいません、またこちらでもできないかなという
視点で読んでしまいました・・・
ただしこの場合、木に名札がついていることが条件ですかね。
まあ、葉っぱのある時期に自分で調べるところからやっても
いいのかもしれないけど子どもには難しいかな・・・
などなど、考えることはたくさんある記事でした(笑)。
ちなみに今の自分ならミズナラを選ぶでしょうけど、
子どもの頃はなんだっただろうな、と。
ともあれ素晴らしい取り組みですね。
木を選ぶところには立ち会っていないので分かりませんが、植物園の樹木もすべて名札がついているわけではないので、まず子ども選ばせて、名前を指導者が後から教えたのかも知れません。
私の場合は何を選ぶかな? やっぱり葉っぱの形から入るような気がします。ユリノキ? トチノキ?