以前、ピカソはフクロウが好きで、アトリエで飼ったり、絵に描いたりしていたことをご紹介しました。この巨匠はハトも大好きで、モチーフに多用しただけでなく、娘にパロマ(スペイン語でハト)と名付けてもいます。
そのピカソと共にキュビズムを確立したフランスの画家・ブラックも鳥が好きだったようで、鳥をたくさん描いています。ピカソより1歳年下で、初めて鳥を描いたのは28歳の頃。以来、徐々に鳥のモチーフが増え、1953年にはルーブル美術館の「アンリ2世の間」の天井画として鳥の大作「はばたき」を描いています。これはルーブル美術館が所蔵する最も新しい作品とのこと。
ブラックの鳥の絵を集めたポスター
その天井画もそうですが、ブラックはピカソのようにフクロウとかハトなど具体的な種類を描いているわけではなく、あくまでも空を飛ぶイメージとしての鳥。自分が描く鳥について、次のように書いています。
「私はけっして鳥たちを考え出したわけではない。彼らはただ彼ら自身の調和から現われたのである。彼らはカンヴァスの上で生まれた」。
ブラックと妻が眠る墓には、鳥の作品が墓標としてはめ込まれているそうです。
一方、楽器をモチーフにした作品も数多く残しています。音楽が好きで、友人にバイオリを弾いて聴かせたり、知人にフルートを習ったりしていたそうです。
この2点のモチーフはギター
こちらはバイオリンがモチーフ
ピカソという大きな存在の陰に隠れて、知名度は低いですが、鳥やギター音楽が好きな私はブラックの方に親近感を覚えます。
そのピカソと共にキュビズムを確立したフランスの画家・ブラックも鳥が好きだったようで、鳥をたくさん描いています。ピカソより1歳年下で、初めて鳥を描いたのは28歳の頃。以来、徐々に鳥のモチーフが増え、1953年にはルーブル美術館の「アンリ2世の間」の天井画として鳥の大作「はばたき」を描いています。これはルーブル美術館が所蔵する最も新しい作品とのこと。
ブラックの鳥の絵を集めたポスター
その天井画もそうですが、ブラックはピカソのようにフクロウとかハトなど具体的な種類を描いているわけではなく、あくまでも空を飛ぶイメージとしての鳥。自分が描く鳥について、次のように書いています。
「私はけっして鳥たちを考え出したわけではない。彼らはただ彼ら自身の調和から現われたのである。彼らはカンヴァスの上で生まれた」。
ブラックと妻が眠る墓には、鳥の作品が墓標としてはめ込まれているそうです。
一方、楽器をモチーフにした作品も数多く残しています。音楽が好きで、友人にバイオリを弾いて聴かせたり、知人にフルートを習ったりしていたそうです。
この2点のモチーフはギター
こちらはバイオリンがモチーフ
ピカソという大きな存在の陰に隠れて、知名度は低いですが、鳥やギター音楽が好きな私はブラックの方に親近感を覚えます。
まさに私の名前の如し(笑)。
いちばん下の右側の絵のタッチがなんだか気に入りました。
今度書店に行ったらブラックの本を見てみます。
お気に入りのバイオリンの絵を見ていると、一つのモチーフをいろんな角度から描いて1枚の絵にするのがキュビズムなのだと分かりますね。