樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

野外コンサートと木

2009年07月16日 | 森林保護
年に1度、宇治に1万人以上の若者が集まります。府立運動公園で「京都大作戦」という大規模なコンサートが開催されるからです。今年も先週の土日に行われ、約30組のバンドが2つのステージに分かれて演奏しました。

       
                  (入場受付は長蛇の列)
       
               (メインステージの競技場入口)

FM京都の主催で2007年に始まり、今年で3回目。毎年おもしろいサブタイトルがついており、2007年は「祇園祭とかぶってごめんな祭」。ところが、開催予定の7月15日に台風が襲来して中止となり、翌2008年は「去年は台風でごめんな祭」。そして今年は「暑いのに熱くてごめんな祭」。いつも謝っている、気の弱いイベントです(笑)。

             
           (会場では舞妓さんが案内してくれます)

そのイベントに、どういうわけか我が森林ボランティア「フォレスター宇治」も出店するとのこと。「場違いだな~」と思いつつ会場に行くと、15人ほどのメンバーが木工品を販売したり、緑の募金を集めています。
隣のテントでも、京都府立大学森林科学科の学生や緑の募金のマスコット「どんぐりくん」が募金活動の真っ最中。

       
              (緑の募金のマスコット、どんぐりくん)

テントには木工体験コーナーもありますが、興味を示す若者は誰もいません。やっぱりミスマッチ…。それでも、木工品を「コンサート終了後に受け取りに来ます」と予約する若い女性もいました。

       
         (若者向けのコンサート会場で木工体験コーナー?)
       
           (中には木工品に興味を示す若者もいました)

多分、京都府モデルフォレスト協会が「ちょっと無理があるけど、人が大勢集まるから緑の募金をやろう」と働きかけたのでしょう。まぁ、若い人に少しでも植林への関心を持ってもらえればいいですけど…。
私は午後から予定があったのでお手伝いはできませんでしたが、フォレスター宇治のみなさん、どんぐりくん、暑い中ご苦労様でした。
京都大作戦2009のオフィシャルサイトはこちら
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2 コメント

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私自身も (fagus06)
2009-07-17 09:02:11
20代、30代の頃は、木も鳥もまったく関心なかったです。自然への興味と年齢は比例するんですかね。
このライブにはけっこう有名なバンドや歌手が出演したようですが、知らない名前ばかりでした。
若い頃はこういう野外ライブ(昔は「ロックフェスティバル」と言ってました)に時々行きましたが、年齢とともに音楽の関心も変わるようで、現在の日本のロックシーンは全然知りません。
「どんぐり君」は、関西でなら「そのまんまやないか。もっとひねらんかい!」と突っ込まれます(笑)。
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潜在的 (guitarbird)
2009-07-16 09:40:36
こんにちわ
若者が森や自然に関心を持っていただければ、というのは
やっぱり全国どこでも同じように思うことなのですね。
おそらく、多くの人は加齢とともに自然と自然に目が向くのでしょうけど、
それが若い頃から始まる人が増えればいいのでしょうね。
まあ、そういう自分だって、20代は東京に住んでいましたから・・・(笑)。
「どんぐり君」の名前のシンプルさが潔いですね。
返信する

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