今年の夏から野鳥の会(京都支部)の会報の編集を担当することになったので、特集や記事になるテーマをいろいろ探しています。長年このブログを続けてきたおかげで、ネタはたくさん蓄積できているのですが、同じテーマを再度掘り下げると新しい知見が得られます。
例えば、「鳥の考古学」。これまでにも「初めて描かれた鳥」や「鳥と考古学」と題してご紹介しましたが、改めていろいろ調べるうちにナスカの地上絵が入手できました。
これまで航空写真はあるものの著作権で保護されているので勝手には使えませんでした。しかし、Google Earthでナスカの地上絵が入手できるうえに、個人使用や公益使用ならOKとのこと。
それで入手したのが以下のハチドリ。くちばしの先から尾羽まで96mあるそうです。
ナスカの地上絵は紀元前200年~紀元後500年に描かれたとされています。世界最古の鳥の絵は1万5000年前に描かれたフランスのラスコー洞窟にあるそうですが、私たちの目に触れるものとしてはナスカの地上絵が最も古いでしょう。
下の絵はコンドルで、大きさは135m。
このほかにも、ナスカにはペリカン(サギとかフラミンゴともいう)、オウム、フクロウ(宇宙人ともいう)が描かれていて、鳥は5種類。
犬や猿、クモも描かれています。なぜ、どのようにしてこんな巨大な絵を描いたのかを想像するのは楽しいですが、バードウオッチャーとしては、絵のモチーフが本当にハチドリやコンドルなのかという識別の楽しさもあります。
例えば、「鳥の考古学」。これまでにも「初めて描かれた鳥」や「鳥と考古学」と題してご紹介しましたが、改めていろいろ調べるうちにナスカの地上絵が入手できました。
これまで航空写真はあるものの著作権で保護されているので勝手には使えませんでした。しかし、Google Earthでナスカの地上絵が入手できるうえに、個人使用や公益使用ならOKとのこと。
それで入手したのが以下のハチドリ。くちばしの先から尾羽まで96mあるそうです。
ナスカの地上絵は紀元前200年~紀元後500年に描かれたとされています。世界最古の鳥の絵は1万5000年前に描かれたフランスのラスコー洞窟にあるそうですが、私たちの目に触れるものとしてはナスカの地上絵が最も古いでしょう。
下の絵はコンドルで、大きさは135m。
このほかにも、ナスカにはペリカン(サギとかフラミンゴともいう)、オウム、フクロウ(宇宙人ともいう)が描かれていて、鳥は5種類。
犬や猿、クモも描かれています。なぜ、どのようにしてこんな巨大な絵を描いたのかを想像するのは楽しいですが、バードウオッチャーとしては、絵のモチーフが本当にハチドリやコンドルなのかという識別の楽しさもあります。
そこを想像するのが考古学の楽しみなんでしょうね。
先日、府立図書館で鳥の本を調べていたら、「世界最古のアート」と呼ばれているフランスの洞窟に、フクロウの絵が描かれていることが書いてありました。3万年前だそうです。
デズモンド・モリスの『フクロウ』には、ワシミミズクと書いてありました。
鳥は5種類ということで鳥はきっと割合として多いのだろうなと思いましたが、やはり鳥は古代から人にあがめられていたと特別な存在だったのかなと。
そしてさらにその鳥がなぜ選ばれたのかも考えると興味深いですね。
ハチドリとコンドルでは大きさも正反対というか、あがめるにしても違う理由があるのだろうなと思います。