牛は草食性ですから、牧場は草原にあります。ところが、森の中で牛を飼って、草はもちろん木の葉も食べさせている牧場が故郷の丹後にあるというので、帰省の際に行ってきました。
実家から山を2つ越えた京丹後市弥栄町にある「森林ノ牧場」。ここでは、放置された雑木林を活用して、森林酪農という方法で乳製品を生産しています。
(牛たちが、秋の陽差しを浴びながらのんびり…)
牛が草木の葉を食べて排泄する→草木の肥料になる、牛が歩き回る→下草刈りや地ごしらえと同じ効果が得られる、そして人間には乳製品が供給される。人間と森と牛の共生関係の中で酪農を営むというエコロジカルなコンセプトがあるようです。
飼っているのは約10頭のジャージー種。牧場の横には「森林ノ工房」があり、牛乳やアイスクリーム、ソフトクリームを製造・販売しています。私はソフトクリームと牛乳をいただきました。
牛乳を飲んでみると、いつものと比べるとサラッとした口当たりで、ほのかな甘みがありました。輸入飼料やポストハーベスト飼料を一切使わず、低温殺菌というこだわりの製法なので、500mlで630円とスーパーの牛乳よりかなり割高です。面白いのは、季節によって牛が食べる草木が変わるので、牛乳の味も少し変化するとか。
(工場とお店がある「森林ノ工房」)
この工房にも特徴があって、稲わらを圧縮したブロックを積み上げて、その上に土を塗る「ストローベイル」という方法で建てられています。地元の農家や小学生がボランティアで稲の刈り取りや乾燥、圧縮を手伝ったそうです。ストローベイル・ハウスは、確かwoodyowakuさんも一時研究しておられましたね。
(ガラス窓から壁の中のワラが見られようになっています)
話を聞くと、牛はスギやヒノキなどの針葉樹やツバキの葉は食べないそうですが、それ以外の木の葉は食べるそうです。針葉樹というくらいだから、やっぱり舌に刺さって痛いのでしょうか。また、ツバキのような分厚い葉っぱは、さすがの牛も消化しないのでしょうか。それにしても、牛が木の葉を食べることはまったく知りませんでした。
森林ノ牧場のサイトはこちら。
なお、24日(月)は栃の森に出かけているので、ブログはお休みします。
実家から山を2つ越えた京丹後市弥栄町にある「森林ノ牧場」。ここでは、放置された雑木林を活用して、森林酪農という方法で乳製品を生産しています。
(牛たちが、秋の陽差しを浴びながらのんびり…)
牛が草木の葉を食べて排泄する→草木の肥料になる、牛が歩き回る→下草刈りや地ごしらえと同じ効果が得られる、そして人間には乳製品が供給される。人間と森と牛の共生関係の中で酪農を営むというエコロジカルなコンセプトがあるようです。
飼っているのは約10頭のジャージー種。牧場の横には「森林ノ工房」があり、牛乳やアイスクリーム、ソフトクリームを製造・販売しています。私はソフトクリームと牛乳をいただきました。
牛乳を飲んでみると、いつものと比べるとサラッとした口当たりで、ほのかな甘みがありました。輸入飼料やポストハーベスト飼料を一切使わず、低温殺菌というこだわりの製法なので、500mlで630円とスーパーの牛乳よりかなり割高です。面白いのは、季節によって牛が食べる草木が変わるので、牛乳の味も少し変化するとか。
(工場とお店がある「森林ノ工房」)
この工房にも特徴があって、稲わらを圧縮したブロックを積み上げて、その上に土を塗る「ストローベイル」という方法で建てられています。地元の農家や小学生がボランティアで稲の刈り取りや乾燥、圧縮を手伝ったそうです。ストローベイル・ハウスは、確かwoodyowakuさんも一時研究しておられましたね。
(ガラス窓から壁の中のワラが見られようになっています)
話を聞くと、牛はスギやヒノキなどの針葉樹やツバキの葉は食べないそうですが、それ以外の木の葉は食べるそうです。針葉樹というくらいだから、やっぱり舌に刺さって痛いのでしょうか。また、ツバキのような分厚い葉っぱは、さすがの牛も消化しないのでしょうか。それにしても、牛が木の葉を食べることはまったく知りませんでした。
森林ノ牧場のサイトはこちら。
なお、24日(月)は栃の森に出かけているので、ブログはお休みします。
北海道は牧場が多いですから、牛に出会う機会は多いでしょう。草原の牧場も雄大で、見ていて気持ちいいですね。
日本の酪農はいろいろ困難があるようですが、それぞれが乗り越えようと努力されているようです。
牛がいるのに出くわして、その瞬間はちょっとびっくりします。
やはり生活から環境を見直すことの意味を、これとひとつ前の記事から
思いました。
ちょうど今ごろ「栃の森」にいらっしゃるんでしょうね。