以前、当ブログで「ゴッホが描いた鳥」と題して、『ヤマウズラが飛び立つ麦畑』と『カラスのいる麦畑』という作品をご紹介しました。それらはあくまでも風景の中の鳥でしたが、先日、ゴッホがカワセミを描いていることを知って驚きました。
『カワセミ』(キャンバスに油彩・26.6 × 19.1 cm)
アマツバメのスケッチ(下)は残っていますが、油絵としてはおそらくゴッホ唯一の野鳥画です。しかも、この“炎の画家”はカワセミの剝製を持っていて、それを見ながら描いたそうです。
アマツバメのスケッチ(紙に鉛筆、ペンとインク、チョーク・26.9× 35.2 cm)
鳥をモチーフにしたことがないゴッホが、なぜカワセミを描いたのか? 気になって少し調べてみました。
ご存じのように、ゴッホは日本の浮世絵に魅せられていました。貧乏だったからでしょうが、有名作家のものより、強烈な色使いや芸者など異国情緒豊かなものを集めていたようです。そして、それらをアトリエの壁面に飾っていました。
オランダのゴッホ美術館は数多くの作品とともにゴッホの浮世絵コレクションをウェブに公開していますが、その中に『草木花鳥図』という版画(下)があります。この絵には2羽のカワセミが描かれており、1羽は枝に止まり、1羽は水中の魚をめがけて飛び込もうとしています。
草木花鳥図(東岳)
日本のバードウォッチャーの勝手な推測ですが、ゴッホはこの絵のカラフルな鳥に触発され、剝製を入手して自らも描いたのではないでしょうか。
ヨーロッパに生息するカワセミは日本と共通なので、描かれているのは私たちが見ているカワセミと同じです。
『カワセミ』(キャンバスに油彩・26.6 × 19.1 cm)
アマツバメのスケッチ(下)は残っていますが、油絵としてはおそらくゴッホ唯一の野鳥画です。しかも、この“炎の画家”はカワセミの剝製を持っていて、それを見ながら描いたそうです。
アマツバメのスケッチ(紙に鉛筆、ペンとインク、チョーク・26.9× 35.2 cm)
鳥をモチーフにしたことがないゴッホが、なぜカワセミを描いたのか? 気になって少し調べてみました。
ご存じのように、ゴッホは日本の浮世絵に魅せられていました。貧乏だったからでしょうが、有名作家のものより、強烈な色使いや芸者など異国情緒豊かなものを集めていたようです。そして、それらをアトリエの壁面に飾っていました。
オランダのゴッホ美術館は数多くの作品とともにゴッホの浮世絵コレクションをウェブに公開していますが、その中に『草木花鳥図』という版画(下)があります。この絵には2羽のカワセミが描かれており、1羽は枝に止まり、1羽は水中の魚をめがけて飛び込もうとしています。
草木花鳥図(東岳)
日本のバードウォッチャーの勝手な推測ですが、ゴッホはこの絵のカラフルな鳥に触発され、剝製を入手して自らも描いたのではないでしょうか。
ヨーロッパに生息するカワセミは日本と共通なので、描かれているのは私たちが見ているカワセミと同じです。
ゴッホ美術館の2羽のカワセミも、羽の輝きからは遠いですね。今、検索していてワライカワセミも出てきました。歌♪だけは聞いていますが、姿を検索したのは初めてでした。
このことは、オランダのゴッホ美術館も気づいていて、「カワセミの鮮やかな青い羽はややくすんでいます」と書いています。多分、剝製の方が鮮やかなんでしょうね。
また、「剝製に比べると、尾羽が長くかいてあるのは、嘴とのバランスをとったためであろう」とも書いてあります。
絵画ではないですが、レコード(CD)ジャケットに描かれている鳥など動物を見ると、その種類がやっぱり気になります。
日本にもいる知っている種類だと嬉しいし、そうじゃなければ調べたりします。
ところで私はカワセミをまともに撮ったことがないので、今年は撮りたいです。
なぜまともに撮ったことがないかというと、人がいるところに撮りに行くのが苦手だからです(笑)。
北海道のカワセミは冬季は南へ移動すると聞きましたが、やはり冬の間はいなくなるんですか?