樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

冬の干拓地

2022年12月08日 | 野鳥
夏から秋、3日に1度の頻度でシギ・チドリ観察に出かけた干拓地ですが、その後はご無沙汰しておりました。先日、寒いながら天気がいいので、「猛禽類でも…」と思って久しぶりに回ってきました。
行くと必ず出会えるチョウゲンボウ(小型のハヤブサ)を双眼鏡で追っていると、やや大きい猛禽が視界に入りました。最初はハヤブサかな?と思いましたが、オオタカのようです。チョウゲンボウが逃げ去った後の空をゆったりと旋回してくれました。



その後、同じくタカの仲間のノスリを発見したのですが、警戒心が強く、追いかけると逃げるの繰り返しなので諦めました。
別のエリアで鳥を探していると、ムナグロが1羽いました。渡り鳥なので、この時期にこの場所にいるはずはないのですが、南へ帰りそびれたのか、病気やケガをかかえているのか、いずれにしてもここで越冬するようです。



ムナグロと同じ田んぼの中に、タヒバリを確認。それほど珍しい鳥ではないですが、私自身が冬にこの干拓地へ来ることが少ないので、久しぶりの出会いでした。小さな発見なのに、なぜか嬉しかった。



この干拓地は、シギ・チドリのシーズンでなくても、来れば何か思いがけない出会いがあるので、これからも寒さに負けないで双眼鏡とカメラをぶら下げて出かけようと思います。
コメント (2)
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