日本では1984(昭和59)年に発行された1万円札の裏面にキジの、千円札の裏面にタンチョウの雄と雌が描かれていましたが、現在発行されているお札では1万円札の裏面に鳳凰が印刷されているだけで野鳥は登場しません。2024年発行予定の新紙幣にも鳥は描かれていませんが、すべての紙幣に鳥を描いている国がいくつかあります。
例えばニュージーランドでは、5種類の紙幣の表面には人物画の左に小さく鳥が描かれ、裏面にはその鳥が大きく描かれています。5ドル札にはキンメペンギン(下)、10ドル札にはアオヤマガモ、20ドル札にはニュージーランドハヤブサ、50ドル札にはハシブトホオダレムクドリ、100ドル札にはキイロモフアムシクイが登場します。いずれもニュージーランドの固有種。
スリランカでは6種類のルピー札が発行されており、表面のメインとなる建築物の絵柄の右に必ず鳥が描かれています。セレンティブコノハズク(20ルピー)、セイロンヒタキ(50ルピー)、セイロンヤブメチドリ(100ルピー)、セイロンミドリワカケホンセイインコ(500ルピー)、ズアカサトウチョウ(1000ルピー)、キミミヒヨドリ(5000ルピー・下)はすべてスリランカの固有種。
アフリカ大陸の東に位置する島国セーシェルも同じく、25ルピー(セーシェルシキチョウ)、50ルピー(セーシェルシハイイロメジロ)、100ルピー(セーシェルサンコウチョウ)、500ルピー(セーシェルチョウゲンボウ・下)と全て表面に大きく鳥が描かれています。
また、カナダは1986年に鳥類シリーズの紙幣を発行し、裏面に7種類の鳥を印刷ました。2ドル(コマツグミ)、5ドル(アメリカヤマセミ)、10ドル(ミサゴ)、20ドル(ハシグロアビ)、50ドル(シロフクロウ・下)、100ドル(カナダガン)、1000ドル(ギンザンマシコ)。表面はエリザベス2世などの肖像画が描かれています。
フィジーは軍事政権時代の2009年にイギリス連邦の資格を停止されたため、それまで使っていたエリザベス2世を描いた紙幣が使えなくなり、2013年から貨幣・紙幣とも動植物のモチーフに切り替えました。紙幣は4種類あり、そのうち5ドル札にアカズボンインコ、20ドル札にフィジーミズナギドリ(下)が描かれています。
お札に鳥が描かれているとバードウォッチャーはうれしいですが、そうでない人にとっては「お札に羽が生えたように出ていく」と敬遠されるかもしれませんね。
例えばニュージーランドでは、5種類の紙幣の表面には人物画の左に小さく鳥が描かれ、裏面にはその鳥が大きく描かれています。5ドル札にはキンメペンギン(下)、10ドル札にはアオヤマガモ、20ドル札にはニュージーランドハヤブサ、50ドル札にはハシブトホオダレムクドリ、100ドル札にはキイロモフアムシクイが登場します。いずれもニュージーランドの固有種。
スリランカでは6種類のルピー札が発行されており、表面のメインとなる建築物の絵柄の右に必ず鳥が描かれています。セレンティブコノハズク(20ルピー)、セイロンヒタキ(50ルピー)、セイロンヤブメチドリ(100ルピー)、セイロンミドリワカケホンセイインコ(500ルピー)、ズアカサトウチョウ(1000ルピー)、キミミヒヨドリ(5000ルピー・下)はすべてスリランカの固有種。
アフリカ大陸の東に位置する島国セーシェルも同じく、25ルピー(セーシェルシキチョウ)、50ルピー(セーシェルシハイイロメジロ)、100ルピー(セーシェルサンコウチョウ)、500ルピー(セーシェルチョウゲンボウ・下)と全て表面に大きく鳥が描かれています。
また、カナダは1986年に鳥類シリーズの紙幣を発行し、裏面に7種類の鳥を印刷ました。2ドル(コマツグミ)、5ドル(アメリカヤマセミ)、10ドル(ミサゴ)、20ドル(ハシグロアビ)、50ドル(シロフクロウ・下)、100ドル(カナダガン)、1000ドル(ギンザンマシコ)。表面はエリザベス2世などの肖像画が描かれています。
フィジーは軍事政権時代の2009年にイギリス連邦の資格を停止されたため、それまで使っていたエリザベス2世を描いた紙幣が使えなくなり、2013年から貨幣・紙幣とも動植物のモチーフに切り替えました。紙幣は4種類あり、そのうち5ドル札にアカズボンインコ、20ドル札にフィジーミズナギドリ(下)が描かれています。
お札に鳥が描かれているとバードウォッチャーはうれしいですが、そうでない人にとっては「お札に羽が生えたように出ていく」と敬遠されるかもしれませんね。