樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

天上の木

2016年12月01日 | 樹木
京都府は現在「森の京都」というキャンペーンを展開しています。京都府中部の自然を観光や産業の振興につなげようという試みのようです。
その取り組みの一つとして「天上の木 10選」が選定されました。府のホームページには、次のように書いてあります。
亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、京都市右京区京北の6市町からなる「森の京都」エリアにおいて、単なる木にはない魅力を持ち、勇気や癒し、感動を与えてくれる(中略)「天上の木 10選」を決定しました。
その中に、私がよく訪れる栃の森のトチノキの巨木が入っていました。府のサイトの写真を見ると、樹形がよく似ているので間違いないと思います。下の写真は先月訪れたときのもの。写っているのは同行のメンバー。



京都府のサイトには「この森には、西日本屈指の広大な原生林が残されていますが、その中でもこのトチは独特のオーラがあります。どっしりとした幹、見上げるとてっぺんが見えないくらいの樹高など、見る者を引きつける魅力たっぷりのトチノキです。見ていると心が落ち着き、自然の雄大さを感じさせられます」と紹介されています。
そのほかにも、当ブログで以前紹介した木が2本選ばれていました。一つは、京丹波町の「七色の木」。
周囲7.4m、樹高11mのカツラの巨木に、スギ、ケヤキ、フジ、カヤ、イロハモミジ、イタヤカエデの6種類の樹木が共生し、合計7種類なので「七色の木」。9年前の画像をCD-Rから引っ張り出してきました。




もう一つは亀岡市の国分寺跡にあるイチョウの巨木。気根が垂れ下がっているので、「乳銀杏」と呼ばれています。



このブログを始めて10年以上になりますが、「あちこちよくツリーウオッチングに出かけたものだな~」と自分ながら感心しています(笑)。
コメント (2)
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