1カ月ほど前から、近くの干拓田に珍しい鳥が滞在しています。ヒシクイという名のガンの仲間。京都府南部では2例目の記録だそうです。
先輩に教えていただいた翌日(12月3日)と翌々日に出向いて観察してきました。その後も、買い物や外出ののついでに寄り道して様子を見ていますが、時々お留守になるくらいでほとんど同じ場所に居ます。
多分、シベリアから越冬地へ向う途中で群れからはぐれたものの、この場所が気に入って居付いているのでしょう。ヒシの実を食べることからこの名がありますが、田んぼの中では落穂や稲の茎を食べているようです。
このヒシクイには亜種がいくつかあって、そのうち日本で見られるのは亜種オオヒシクイと亜種ヒシクイ。干拓田に滞在しているのは亜種ヒシクイ。
亜種オオヒシクイは湖北で見られます。下の動画は4年前に湖北野鳥センターで撮ったもの。亜種ヒシクイよりも少し大きく首が長く見えます。
日本に渡来するヒシクイの8割は亜種オオヒシクイとのこと。環境省のレッドリストでも亜種オオヒシクイは準絶滅危惧ですが、亜種ヒシクイは絶滅危惧Ⅱ類と1ランク上に指定されています。
また、シベリアのタイガで繁殖するのが亜種オオヒシクイ、ツンドラで繁殖するのが亜種ヒシクイだそうです。
1月2日にこの干拓田で新春探鳥会が行われ、私も案内のお手伝いをします。参加されたみなさんに京都府南部では2例目という珍客を観察していただけるのではないかと期待しています。
さて、2015年も今日で最後となりました。この1年間ご愛読いただきありがとうございました。来年も引き続きよろしくお付き合いください。
では、みなさま良いお年をお迎えください。
先輩に教えていただいた翌日(12月3日)と翌々日に出向いて観察してきました。その後も、買い物や外出ののついでに寄り道して様子を見ていますが、時々お留守になるくらいでほとんど同じ場所に居ます。
多分、シベリアから越冬地へ向う途中で群れからはぐれたものの、この場所が気に入って居付いているのでしょう。ヒシの実を食べることからこの名がありますが、田んぼの中では落穂や稲の茎を食べているようです。
このヒシクイには亜種がいくつかあって、そのうち日本で見られるのは亜種オオヒシクイと亜種ヒシクイ。干拓田に滞在しているのは亜種ヒシクイ。
亜種オオヒシクイは湖北で見られます。下の動画は4年前に湖北野鳥センターで撮ったもの。亜種ヒシクイよりも少し大きく首が長く見えます。
日本に渡来するヒシクイの8割は亜種オオヒシクイとのこと。環境省のレッドリストでも亜種オオヒシクイは準絶滅危惧ですが、亜種ヒシクイは絶滅危惧Ⅱ類と1ランク上に指定されています。
また、シベリアのタイガで繁殖するのが亜種オオヒシクイ、ツンドラで繁殖するのが亜種ヒシクイだそうです。
1月2日にこの干拓田で新春探鳥会が行われ、私も案内のお手伝いをします。参加されたみなさんに京都府南部では2例目という珍客を観察していただけるのではないかと期待しています。
さて、2015年も今日で最後となりました。この1年間ご愛読いただきありがとうございました。来年も引き続きよろしくお付き合いください。
では、みなさま良いお年をお迎えください。