樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

首相を辞任させた鳥

2013年03月25日 | 野鳥
前回、アメリカの大統領と鳥の話をご紹介しましたが、日本ではある鳥が首相を辞任に追い込んでいます。
2009年夏の選挙で民主党が圧勝し、鳩山由紀夫代表が総理大臣に就任したものの、翌年の6月には早くも辞任しました。その際、民主党両院議員総会での「辞任会見」で、首脳会談のために滞在した済州島でのエピソードを披露しました。
「3日前、済州島に行ったときホテルのテラスに1羽のヒヨドリが飛んできました。わが家の庭にやってくるヒヨドリとまったく同じでした。そのヒヨドリが、もうそろそろ自宅に戻って来いよと、招いているように感じたところでございます」。



実際の会見では最初「ムクドリ」と言い間違え、途中で「ヒヨドリ」に訂正して会場の笑いを誘ったようですが、一国の首相に辞任を決意させたのはこの鳥だったのです。ヒヨドリがハトに引導を渡したわけですね。
ちなみに、祖父の鳩山一郎は総理大臣であった1955年5月10日に、日本野鳥の会の創設者・中西悟堂とオオルリやキビタキの声を聞きながら会談。それが、愛鳥週間創設のきっかけになったそうです。
もう一つちなみに、細川護煕元首相もバードウォッチングを趣味にしていたとか。

コメント (4)
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