樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

ミヤコドリと都鳥

2012年03月15日 | 野鳥

日曜日、いつもの仲間3人で伊勢湾へ鳥見ツアーに行ってきました。1月の湖北に続いて2回目のミニツアーです。

主な目的は三重県津市の安濃川河口にいるミヤコドリ。私にとっては17年前の九州ツアーと4年前の沖縄ツアー以来、3度目のご対面です。

ここで越冬するミヤコドリは年々増えているようで、私たちが観察した時には48羽が群れていました。

 

上の動画の背景に写っている白い鳥はユリカモメ。以前ご紹介しましたが、平安時代に「都鳥」と呼ばれたのはこっちのユリカモメです。つまり、安濃川河口には現在の「ミヤコドリ」と昔の「都鳥」が同居しているわけです。

現在のミヤコドリは貝が大好物で、英名もOystercatcher。そういえば、「その手は桑名の焼きハマグリ」で知られる桑名も伊勢湾に面していますから、この辺りは貝が多いのでしょう。安濃川河口の後に寄った雲出川河口では、早くもたくさんの人が潮干狩りをしていました。

その横の干潟でチョコマカ走っているのはシロチドリ。リレーのように次々と走り出します。

可愛いですね~。このシロチドリは三重県の鳥に指定されています。

このほか、ウミアイサやホオジロガモなどたくさんの水鳥、イソヒヨドリやツグミなどの小鳥、チュウヒやハイタカなどの猛禽類を堪能してきました。

 

ボサボサ頭のウミアイサ

ところで、三重県は近畿地方なのでしょうか、東海地方なのでしょうか。地図の区分や「広辞苑」では近畿地方ですが、高校野球は東海ブロック、電力会社は中部電力、裁判所の管轄は名古屋高等裁判所です。三重県庁は「どっちでもある」と答えているそうで、コウモリみたいな県ですね(笑)。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする