ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

恥から学んだこと(中)

2011-01-10 03:42:05 | 音楽あれこれ
ええい、恥をもういっちょ!

前回の続きにもなりますが、まあおつきあいください。その講座の後半ではシューマン。シューマンもショパン同様にピアノ作品を多数書いています。そのためショパンの時の「悪夢」が脳裏を掠めました。そこで、後半が始まる前、受講者に

「え~、後半の講座ではピアノの実演はありません。あしからず」

と、力強く宣言した……のですが、予期せぬ伏兵が。それは友人の管楽器奏者で、この講座にたびたび顔を出す人でした。

後半の講座が始まってしばらくした頃、電話が。

「あの~、シューマンの作品で管楽器のピアノのための作品あるでしょ?」
「ええ、ありますね」
「それ、講座の時に演奏したらどうかな」
「はぁ…」
「じゃあ、早速伴奏の楽譜、送るからよろしくね!」
ガチャ!!ツーツーツーツー

なんたること!! またもピアノに向かうハメに…。

言い訳じゃないんですが、シューマンのピアノ曲って、ショパンとは違う意味で難しいんですよ。専門的なことは書きませんが、ショパンが弾く人のことを考えて作品を書いているとすれば、シューマンは楽譜を見る限り、弾く人のことなんて考えていません。だから弾きにくいったらありゃしない。それがわかっていたから、敢えて弾かないでいたのです。ワシみたいな素人が弾いたら、まず自爆するのは明らかですからね。

数日後、恐怖の楽譜が届きました。ええ、練習しましたとも。講座の前日の深夜まで弾き込みました。でもねえ、やっぱり当日は悪夢再びでした…。

しかし、その数日後、ある発見がありました。それは…
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