2013/06/06 記
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午後や夜の仕事の時は、朝昼兼用の昼食を摂る。就寝が朝6~7時だから、全体が昼夜逆転型にずれている。
今回は、陸前高田の物産開発から生まれた「椿マーメイドパスタ」(バンザイ・ファクトリー)を試食した。隣の大船渡市の市花が椿であるように、気仙地方は椿の北限。これを観光シンボルに使おうとあれこれ製品開発されている。その製品のひとつだ。関東の人間には、髪油のイメージが強く、椿油が食用になること自身、意外に思うようだが、長崎や伊豆大島では、広く、天ぷら油などの食用に使われている。江戸時代から、黄楊(つげ)の櫛(くし)製造の際、髪の通りがよくなるように、櫛を椿油につける。
なぜ食用油として使われなかったかというと、コストが高いこともあるが、風味がなく、栄養素としても目立った個性がない。油自身はオリーブオイルなみに重く、油が口に残る。酸化しにくく、潤滑油としては優秀で、第二次世界大戦のころ、戦闘機のメカニックの潤滑剤に使われたこともある。酸化しにくい特性を活かして、混合油の材料としては素材として優秀だが、コストや混合の販売上のメリットがなかった。
大洋会の青松館作業所が椿油の製造を始めており、椿油の用途開発は成功すれば、価値は大きい。化粧品用として資生堂が買い出しに来ており、別の用途「食用」を開発することは、観光と結びつく道でもあった。しかし、売り物のメニュー開発がなかなかうまく行っていなかった。質が地味なうえ、「旨い!」
といわせる存在感が乏しかった。
試作品のスパゲティは、油とくれば「スパゲティ」と結びつくが、問題は椿油なればこそという納得のいく使用の狙いが打ち出せない悩みがつきまとっていることだ。
1袋2人前、なんとソースが2種類入っていた。たらこソースとトマトソースが1袋ずつだ。スパゲッティは2袋買ってあっやので、今回はトマトソース2袋を使った。
正直言って、きろく生のトマトや口直しの煮キャベツなどが入っていなかったら、食べる意欲がわかないほどに、油のねっとり感が残ってしまった。価値が伝わらない。母は一口食べただけ。麺は力作なのだが、これはダメだ。
もうひとつの「たらこソース」は近いうちに作る。
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そんな騒動をしていたので、昼過ぎ、S君と会う約束をしていたのだが、5分遅刻してしまった。
S君とは久々だったのだが、大事な話が交わされた。これはもっと話が具体化したら公開しよう。もしかしたら、彼にとって人生の大きな曲がり角になるかもしれないことだ。さっそく動き出したが、相手が捕まらない。メールが使えないので、直接電話しているがゆえのことだ。
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外回りは、午後からなので17時終了の職場まわりは、時間が追われてしまう。昼夜逆転のせいだ。平塚に出て県の分庁舎まわりを済ませた。就労関連の話だ。
平塚の図書館で書籍更新して、大槌町関連の書籍を入手。茅ヶ崎の保健福祉事務所に向かい、懇話会ニュースを手渡しながら、世話人会への参加を呼びかけた。昨年末講演してくださった保健予防課課長さんは、新年度人事異動されていた。今回話すことが出来たのは保健福祉課の課長さん。興味を持ってくださったところが2点。1点目が、一般啓蒙用ではなく、ケア関係者の経験交流的な要素を含んだ現場実践の災害対話であること、市民活動との連携を意図的に勧めている生活支援・医療保健ネットであること。つまり内容。もう一点は茅ヶ崎市固定の企画であるのかということだ。活動の実際は、市の枠を超えるが、活動は市の活動が核になること。実際は湘南東部医療圏域を意識している。(茅ヶ崎・寒川町・藤沢市)市行政と折り合いがまずいのか。
茅ヶ崎・手をつなぐ育成会にポスティング。茅ヶ崎サポセンに立ちより、ビッグイシューの受け渡しと、懇話会ニュースの掲示依頼。
駆け足で、不足食材を買い込み、茅ヶ崎駅のコインロッカーに入れ、そそくさと時間切れで橋本へ。
橋本3君に会う。当人、無断欠勤の件、けろりとしている。いつもこのギャップに悩まされる。
橋本3君の親御さんから、大きなレタスをいただいた。正直言って困った。レタスは母が一口も食べない野菜だからだ。農家なのではなく、家庭菜園のものなのだが、実に立派。しかし、帰り道の外食は断念せざるを得なかった。
教材屋のいくつかの最終稿を仕上げ投函。冷たい夜気と曇り空。雨模様だ。線路に出ると見通しが効く。こういう天候の時は、遠くの音が聞こえる。私が失った大切なひとの声を聞いたような気がした。背筋を伸ばした。
明日は、市社協に懇話会ニュース・ビッグイシューと、「やさしいハンカチ湘南展」の打診にいく。
中古自転車を大船渡の吉浜の知り合い宅に送り管理していただいている。しかし吉浜は盛駅や、陸前高田まわりには遠い。折りたたみ自転車が欲しい。被災地は車がないと行っても身動きがとれない。
講師の打診を始めた。東京・神奈川在住者優先。関西や東北だと交通費だけで3万円は出さなくてはならなくなる。
夜が明けた。夜間傾聴、店じまい。ゴミだしをして寝る。なんとも冴えない話である。
夜間傾聴:ひとり
(校正1回目済み)
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午後や夜の仕事の時は、朝昼兼用の昼食を摂る。就寝が朝6~7時だから、全体が昼夜逆転型にずれている。
今回は、陸前高田の物産開発から生まれた「椿マーメイドパスタ」(バンザイ・ファクトリー)を試食した。隣の大船渡市の市花が椿であるように、気仙地方は椿の北限。これを観光シンボルに使おうとあれこれ製品開発されている。その製品のひとつだ。関東の人間には、髪油のイメージが強く、椿油が食用になること自身、意外に思うようだが、長崎や伊豆大島では、広く、天ぷら油などの食用に使われている。江戸時代から、黄楊(つげ)の櫛(くし)製造の際、髪の通りがよくなるように、櫛を椿油につける。
なぜ食用油として使われなかったかというと、コストが高いこともあるが、風味がなく、栄養素としても目立った個性がない。油自身はオリーブオイルなみに重く、油が口に残る。酸化しにくく、潤滑油としては優秀で、第二次世界大戦のころ、戦闘機のメカニックの潤滑剤に使われたこともある。酸化しにくい特性を活かして、混合油の材料としては素材として優秀だが、コストや混合の販売上のメリットがなかった。
大洋会の青松館作業所が椿油の製造を始めており、椿油の用途開発は成功すれば、価値は大きい。化粧品用として資生堂が買い出しに来ており、別の用途「食用」を開発することは、観光と結びつく道でもあった。しかし、売り物のメニュー開発がなかなかうまく行っていなかった。質が地味なうえ、「旨い!」
といわせる存在感が乏しかった。
試作品のスパゲティは、油とくれば「スパゲティ」と結びつくが、問題は椿油なればこそという納得のいく使用の狙いが打ち出せない悩みがつきまとっていることだ。
1袋2人前、なんとソースが2種類入っていた。たらこソースとトマトソースが1袋ずつだ。スパゲッティは2袋買ってあっやので、今回はトマトソース2袋を使った。
正直言って、きろく生のトマトや口直しの煮キャベツなどが入っていなかったら、食べる意欲がわかないほどに、油のねっとり感が残ってしまった。価値が伝わらない。母は一口食べただけ。麺は力作なのだが、これはダメだ。
もうひとつの「たらこソース」は近いうちに作る。
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そんな騒動をしていたので、昼過ぎ、S君と会う約束をしていたのだが、5分遅刻してしまった。
S君とは久々だったのだが、大事な話が交わされた。これはもっと話が具体化したら公開しよう。もしかしたら、彼にとって人生の大きな曲がり角になるかもしれないことだ。さっそく動き出したが、相手が捕まらない。メールが使えないので、直接電話しているがゆえのことだ。
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外回りは、午後からなので17時終了の職場まわりは、時間が追われてしまう。昼夜逆転のせいだ。平塚に出て県の分庁舎まわりを済ませた。就労関連の話だ。
平塚の図書館で書籍更新して、大槌町関連の書籍を入手。茅ヶ崎の保健福祉事務所に向かい、懇話会ニュースを手渡しながら、世話人会への参加を呼びかけた。昨年末講演してくださった保健予防課課長さんは、新年度人事異動されていた。今回話すことが出来たのは保健福祉課の課長さん。興味を持ってくださったところが2点。1点目が、一般啓蒙用ではなく、ケア関係者の経験交流的な要素を含んだ現場実践の災害対話であること、市民活動との連携を意図的に勧めている生活支援・医療保健ネットであること。つまり内容。もう一点は茅ヶ崎市固定の企画であるのかということだ。活動の実際は、市の枠を超えるが、活動は市の活動が核になること。実際は湘南東部医療圏域を意識している。(茅ヶ崎・寒川町・藤沢市)市行政と折り合いがまずいのか。
茅ヶ崎・手をつなぐ育成会にポスティング。茅ヶ崎サポセンに立ちより、ビッグイシューの受け渡しと、懇話会ニュースの掲示依頼。
駆け足で、不足食材を買い込み、茅ヶ崎駅のコインロッカーに入れ、そそくさと時間切れで橋本へ。
橋本3君に会う。当人、無断欠勤の件、けろりとしている。いつもこのギャップに悩まされる。
橋本3君の親御さんから、大きなレタスをいただいた。正直言って困った。レタスは母が一口も食べない野菜だからだ。農家なのではなく、家庭菜園のものなのだが、実に立派。しかし、帰り道の外食は断念せざるを得なかった。
教材屋のいくつかの最終稿を仕上げ投函。冷たい夜気と曇り空。雨模様だ。線路に出ると見通しが効く。こういう天候の時は、遠くの音が聞こえる。私が失った大切なひとの声を聞いたような気がした。背筋を伸ばした。
明日は、市社協に懇話会ニュース・ビッグイシューと、「やさしいハンカチ湘南展」の打診にいく。
中古自転車を大船渡の吉浜の知り合い宅に送り管理していただいている。しかし吉浜は盛駅や、陸前高田まわりには遠い。折りたたみ自転車が欲しい。被災地は車がないと行っても身動きがとれない。
講師の打診を始めた。東京・神奈川在住者優先。関西や東北だと交通費だけで3万円は出さなくてはならなくなる。
夜が明けた。夜間傾聴、店じまい。ゴミだしをして寝る。なんとも冴えない話である。
夜間傾聴:ひとり
(校正1回目済み)