湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/22 師走の追われる気分は/発達障碍関係の断層が見えて

2017-11-23 05:41:13 | 地震津波災害ボランティア
2017/11/22 記
--------------
母の通院に「付き合う」。母の勝手に怒りが残る。
今回は消毒だけなので、担当医はレジデントと見た。ここ数日は刺激物を食べられない。とにかく寒い。母を我が家の玄関を通した足で、再び路線バスで茅ケ崎から橋本へ。帰りに海老名で買い物の習慣ができている。糖尿病ゆえ私は食べられないが、調理用にマリボーチーズを買う。
18時台に茅ケ崎に戻るが、この時期日没は早い。早々とX'mas ソングが流れてくると物悲しくなる。今年もまた手ごたえなしのまま終わるのかという心と、手を打つべき施策に間違いはないという淡々とした現実感がぶつかっている。所詮、社会活動は少数の共感者と、小さな内輪の風向きを追いかけて納得する多数者で成り立っている。この後者が活動の中で自己変革を遂げていくのが優れた活動。所属の論理に嫌悪を感じるなら、やれる範囲をやりきって様子見状態を作り、協働の意思ある者と確実に連携すること。忖度集団に一喜一憂する必要はないのだ。

母の消毒は明後日で終わる。母の友人協力者と有料家事支援事務所とお願いをした。医療ケアの必要な障碍児者の家族との話し合いを求める活動を始める。次回の懇話会の「医療ケアの必要な障碍児者の被災と支援」を実現することが当座の目標。この領域では被災地からの離脱が大きな課題となって現れる。DMATや公的医療避難支援が行われるまでの急性期の家族協力法と、疎開による家族分断の困難に対する家族支援という特異点がある。被災地に当人が留まるという前提の支援とは姿が違う。

家族が抱える事情が異なれば、また懇談不成立の事態が起こる。協力の絆が霞んでしまう。生命の危機という倫理観で説くほどひとは離れる。他人事ではないと感じる論拠はなにか。懇話会準備活動は隘路を行くことになる。

----------

金沢の私塾の**さんの教育活動紙の投稿依頼が来て、今回は「発達障碍のある子(小学生以下)の教育支援」をテーマのことを書くことになった。彼のところは、親御さんだけでなく、元小学校教員たちが参加している。だから今回は、申し訳けないけれど親御さん向けではなく、支援教育関係者向けの語りにさせてもらった。

発達障碍を課題にその支援活動を行うとき、私は2層の活動の溝を感じている。ひとつは学校の学習困難の課題、授業適応と子育てを行う比較的若い母親の活動。もう一つは自閉症や遅滞の困難が学習のみならず社会適応にも課題を持つグループだ。いわゆる手帳を持つ子たちの支援だ。

私の活動領域は、後者に軸足がある。さらには精神障がいと交差している場合が多く、知的障害の遅滞とは重なりが少ない。二次障がいが起きており、年齢層も高い。二十年前までは、小学生クラスを担当していたこともあって、小学生が中心だったが様変わりしている。

私は前者の活動団体との相性が悪い。親が立って当人が隠れるからだし、当人は人間不信のハリネズミのような、時には刑事事件になるほどの際に追い詰められた若者がいて、その背後に発達障がいが隠れているという当人との(願わくば対等の)対話から活動が始まっていくからだ。人生の生死がかかるリアリズムの現場となる。

ところが前者は子育て心得伝授のような、正しくて正しくない活動が横行する。当事者を親はどう受け止めていくのかという大前提は正しいが、学校授業復帰の気持ちが強く、手帳を持っている子の活動との連続性は忌避するからだ。

後者の若者は世代も違うが、いわゆる思春期も親の包摂を重荷に感じている場合も多く、まずは当人に寄り添う活動も、信用調査の反発をくぐらねばならない。鶴嶺高ボラ塾のとき、私はサンドバッグと語ったが、その反発の洗礼の彼方にしかことは成り立たない。

この活動現場の質の違いは、発達障碍への取り組みと言っても、ああ、あれは高機能のひとたちと言っても仕方のない断絶があるのだ。私はその谷間の活動をしているという自覚がある。

この事態を抑えたうえで、どうか手帳を持った若者たちの語りかけを忌避するような奇妙な排外的自尊心を持たない活動を作ってくださいと念じた記事を送った。通じるかな?

-----------

夜間傾聴:ひとり(珍しく鉄ちゃん)

(校正1回目済み)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11/21 火曜災害ミニカフェ再... | トップ | 11/23 東大阪パンジーPJ放送... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

地震津波災害ボランティア」カテゴリの最新記事