湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/16 藤沢社協主催、池上正樹氏講演会に参加し

2018-11-17 05:48:54 | 地震津波災害ボランティア
2018/11/16 記
----------------------
藤沢市と市社協主催の藤沢市社会福祉大会に行って来た。狙いは第ニ部の池上正樹さん(KHJ)の「ひきこもり8050問題を考える」の講演を聴きに行ったのだが、話の内容もそうだが、会場に意外な集団を見つけた。

「8050問題」とは、80代の親の介護を50代の引きこもり者が行なっていること。差し詰め私は「8060問題」と言おうか。

池上氏は、つぎの事例をあげて問題点を浮き上がらせていく。

●「横浜 同居する76歳の母親の死体遺棄。49歳長男を逮捕」

対人恐怖と緘黙症を持つ長男は、持ち家同居別室暮らしをして、長男は40年引きこもっていた。母の死因は凍死。年金でぎりぎりの生活をしていた結果だった。母親の死後2週間余してそのままの状態で発見されるが、長男は電話をかけることも、助けを求めることも出来なかった。問題は生前、母親は行政に相談をし、やっと訪問看護が始まっていた中の出来事だったこと。持ち家のため、生活保護が受けられない中の極貧の生活のなかだったこと。

こうした事例があちこちで起きていることを紹介し、家族会や支援者ととり結ぶ必要性や、その交流の中から生まれてきている希望についての話だった。

私が見てきた会合の主力は若年層当事者とその親たちに支えられてきたが、社協の大会動員があったにせよ、第1部と第2部の間には、20分の休憩時間があったが帰らず、講演の最後まで聴いていた白髪頭集団が主力だった。注意してみると意外なことだ。高齢化社会の先駆けのような光景だった。

池上氏とは、町田市で会ったことがあるのだが、裏付け経験事例を語れる数少ない方だ。

私の本業に響く、背筋を正す思いをした講演だった。ただ苦言を呈すれば、講演末の駆け込みレジュメの棒読みは、いただけない。価値がさがってしまう。

夜間傾聴: ひとり
(校正2回目済み)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11/15 地域からはみ出す方の... | トップ | 11/17 文京区民センターの「(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

地震津波災害ボランティア」カテゴリの最新記事