2023/04/06 記
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ハッカーさん、遅くなりました。
書き始めます。
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水曜日の東京通院の疲れが翌木曜日にでた。注意していたのだが、母が外出をしようと、玄関で靴を直そうと、前傾姿勢になったとき「めまい」発作が起きてうずくまり、足をくじいた。今日一日は、母の室内歩行の補助係で、遠出はできなかった。雨の噂もあって、捻挫の貼り薬を買いに近くの薬局に行く以外は、TVを観ている母の横で作業。本を出してはあきらめ、レポート用紙に、高校生の災害ボランティア粗案スケッチを書いては丸めてゴミ箱行きとなった。宴会もどきトークか、叩き売り販売トークが、耳の遠い母に合わせた大音量でたれ流されると、作業イメージがかき消されてしまう。苛立ちを冷やすために、頻繁に席をはずしてトイレにいく。
SNSなどで相手と雑談していれば、時間がつぶせるが、災害ボランティアの長話につきあうきとくな相手などいるはずもなく、無糖コーヒー・紅茶を交互にあおって胃が痛くなった。人相悪いよと母に指摘されて、ついに母に「たのむから寝床に横になってくれ」と言ってしまった。TVトークは沈黙の間がない。破壊的なのだ。ひとを自主的に考えさせないで同調をせまる。スイッチを切ってホッとした。
母は再び遠くから聞こえる音量で、イヤホンでラジオを聴き始めた。近くの薬局で貼り薬を買ってくると告げる私の声も、大声をださないと聞こえない。「頼むから補聴器をつけてくれ」と怒鳴る目から涙が滲んだ。
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薬局には簡単な食材も並んでいる。冷凍食品を混えて買い出しを済ませ家に戻ると、廊下に母がすわりこんでいた。足が痛いという。そうではない、「何で買えるまで寝床にいてくれないのか」と、しぼりだすように問う。母は「郵便物がきていないか見に行かないと」と応答。
ため息ついでに全部息を吐き出して、母に手を貸して椅子に腰掛けさせた。補聴器をつけさせた。もう一度やりなおしである。音量を下げてTVをつけた。
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夕食を作っていると、障害を持った教え子から電話が入った。今、近所の寺の住職と一緒にお茶をしているという。親と対立して、住職のところを駆け込み寺にしてきたが、今回はアルバイトを終えて、一息つかせてもらっているのだという。住職とは、奇妙な戦友のような関係で、お互いよく知っている。電話を代わってもらって挨拶もできた。
@@子は40代になる立派なおばさん。本屋兼文具屋の親の仕事をこの時期になると手伝っている。教科書の学校配送である。仕事を終えてから住職を訪ねたらしい。
来週12日に私は、薬の補充で慈恵医大眼科にいく。帰りに馬込に立ち寄る約束をし、住職も顔をだすという。夕のお勤めはないのかと問うと、それなら宿坊にこないかと誘われ、宿坊合流となった。
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母が1時すぎまで起きていて、それから生協の注文リストを書き、明日に備えた。3時前、起きてきた母をトイレ誘導。高校生の災害ボランティアの粗案仕上げ。いつもならまもなく母がまた起きてくる。足の捻挫はなんとかなりそうだが、まだ危ない。6時までねばって寝る。またおこされるかもしれないが。
(校正一回目済み)