湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

1/7 軽度の方の就労支援の準備開始

2013-01-08 06:14:41 | 引きこもり
2013/01/07 記
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冬期講習後期が終わった。私の分はキャッチアップが主だが、講習期間中は、こちらからテーマを立てることができる。いつもは1対1だが、このときは一斉授業の少数版で2~3名で机を囲む。不思議なもので、この方がわからないことへの恥ずかしさが消える。指導者への進行の依存心も抑えられる。若手講師たちはすでに昨日で講習に区切りをつけているが、がらんとした薄寒い教室で、不器用な頭と頭を寄せ合って、とにかく設定ハードルを超えていく。

相模大野から藤沢経由で、横浜のK2インターの職場に立ち寄る。引きこもり青年が仕事を通じて社会復帰していく道を主としているので、障がいがゆえの就労困難の場合とは、立場が違う。しかし、福祉的就労の場合(手帳を使う場合)は、最賃を得る仕事自身が少ない。法定雇用枠の場合は、一般公募というより、施設の就労移行支援事業参加の形でコンディションを整え、法定雇用求人を出した企業に紹介の形で入るという段取りが一般的だ。

軽度の方の悩みは、福祉的就労の枠組みの中では、中度・重度の方を優先しがちだし、求人も最賃以上を得ることが少ない。この優先順の不利を踏まえても、仕事へのモチベーションがしっかりしていないと、長続きしない。仕事は本来、直接・間接的にチームワークだから、仕事を通じてどう人間関係をとり結ぶかという点で、仕切り直し期間を挟まないと、単純なノルマ達成を仕事と思い込んでしまう。

今回S君や、淵野辺君の件があって、K2にお邪魔したのは、いくつかの狙いがあった。ひとつは上述の就労移行支援の場がK2にあるだけでなく、仕事を捉え直そうという空気があるだけでなく、就労したときの自分の理解者がそこにいるからだ。K2は単純な職業斡旋所ではない。雇用されたあとも、必ず抱える仕事上の悩みの相談相手が得られること。これは大きい。ハンデを抱えた立場から友人を得る副産物もでてくる。

また、軽度・高機能の方は、手帳を使わずに、一般就労の形で求人をさがすことも可能だが、不況下、正社員の職がすくない。また職場環境が単独で就労したため、適応がジョブコーチのような仲介者がいないので、大仕事になる。ところがK2は社会的企業(起業)を進めているため、自分の理解者が近くにいる職場で自前の仕事に参加する道も探りうる。自主事業への参加の道だ。引きこもり青年の社会復帰という道筋とは違うが、自主事業起業の筋にも、合流可能とおもわれた。

ひとつは仕事のモチベーション整理と福祉的就労を準備するいわば、野球の二軍(ファーム)入りすること。コーチを得る道でもある。もうひとつは、自主事業(起業)参加の道を開くこと。こういう理由で引きこもり青年中心の活動に合流することを勧めようとしている。

今回立ち寄ったのは磯子。できるだけ具体的な状況を紹介できるように、覗いたのだが、正月明けもあってか、知人に会うことはできなかった。

明日は、午後、県立図書館に立ち寄るので、青少年センターと、時間があれば、再度藤沢ハローワークに立ち寄り、研修予定をチェックしてくる。

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黒田裕子氏の平23年度人権に関する国家公務員等研修会の講演要約が見つかったので、紹介に使うために、DLした。

茅ヶ崎では生活支援の価値がわからないかなあと思う。こちらの空回りも再開である。突き抜けるべし。

夜間傾聴:ひとり


(校正1回目済み)

コメント
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