湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

1/19 通じる接点があるのだろうか、ま、歩き通す以外ないのだが

2013-01-20 04:30:58 | 引きこもり
2013/01/19 記
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父の老健から電話が入ったという。母の話を聞いてどきりとした。父の誤嚥入院騒動から日が経っていなかったからだ。父は自分の50代から始めた宗教から、墓や仏壇を偶像崇拝と呼び認めなかった。このため、祖父母の介護のころから、父の独断による仏壇焼却やら墓地移転やら騒ぎが尽きなかった。今回2度目の父の誤嚥騒動は、父が体調を崩す予兆と母に感じさせたようだ。母が墓地を近場に移すといいだした。

私の古い友人(故人)が、祖母の墓を買って半年、事件の渦中、命を落としたことがあった。自分より高齢な家族の墓は買うと、自分が先に入ることになるというジンクスがあると母が、その頃語ったことがあって、今回それが話題となった。私は全くそのようなことは信じないが、移動を言い出した母自身も、自己矛盾を感じていたようだった。我が家のように、私の代で家が絶える者にとってみると、私の生きてきた証は、他者の中にあればいいのだが、母にとってはそういう社会貢献への価値は見いだせない。だから遠方からの墓地移転は私が担当して探すことになって、来月はじめ、契約することになっていた。金がかかる。

そこに父の老健から電話が入ったので、私たちは父の命のことより、資金作りの最悪のパターンが始まったのではと不安が脳裏をよぎった。今回の入金騒動も、釜の底さらいのような未経験の緊縮財政の結果だった。老健からは、入院時の混乱で、父の爪切りが紛失していたが、見つかったというものだった。

私の頭の中は、センター試験の様子であったり、S君の約束の件でともあれ相手を捕まえること、黒田さんの講演賛同者をいかに見出すかというような我が家とは直接関係のない話ばかりだった。それが母には気に入らない。契約は既にまとまって、支払いだけになっているのだからと考える私のドライさが、父と同じとうつる。社会貢献を屁の足しにもならないと考える母と、野良猫でも残す爪痕が彼の生存証明であるように、あなたの生にとって価値あることであれば、あなた一代限りの価値であろうと、それが私の生存証明と考えている。このことは、母による看護で生死の境を彷徨った病魔からの生還を体験した幼年から自覚してきたことだった。だから母に従い、論を封じることはない。しかしこれは、他者の生き方と異なることであり、私の考えを他者に押し付けるつもりは、さらさらない。東日本大震災が人の生きてきた痕跡を総ざらい流しさったことへの怒りは感じるが、それは私の活動の根拠でしかない。

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そんな憂鬱なやりとりを職場からの電話で行ったあと、この顔を受験生にはみせられないと、窓際族の早退、横浜に向かった。

自閉症関連の書籍広告が前のビッグイシュー誌に出ていた。市社協の**さんから購入を頼まれたが、現役ホームレス販売員を抱えていない湘南あすなろ会には、仲介資格がないために、仲買い屋(取次店)のさなぎ食堂さんに相談しに行ったのだ。また就労相談の件で、土曜日は無理と知りつつもL.プラザを覗き込むこと、またK2-インターナショナルにより、最後に生協の某生産拠点に友人を訪ねて帰宅するコースを歩いてきた。

結果はあっさりとしたもの、土曜日で空転で終わったのだった。こうなることはわかっていたが、電話で事前確認する気になれなかった。一種の呪術儀式のようなもので、電話の合理性が息苦しかったのだ。さなぎ食堂だけが、取次をお願いしてくることができただけだ。

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あっさり巡回できたので、黒田さんのチラシを香川の包括支援センター「あかね」と、障がい者GHの下宿屋さん、「ゆい」さんら香川陣営をまわり、茅ヶ崎駅から鉄砲道まで出て、包括支援センター「あい」を回った。バスで辻堂に出て、カジキマグロの切り身を買って、家に飛び込んだ。

バターソテーして、塩麹とマスタードであえて出す。時間がないときの駆け込みメニューである。私の分はバターを使わないが、これなら母も負担なく食べられる。

1時間ほど仮眠をとって、食器やら洗濯物をやっつけて、やっとお茶を抱えて座り込んだら、自由が丘夫妻(仮称)からなぜ新年会を付き合わないのかと小言電話。心の隙間が少なくてね、ごめんと謝って電話を切った。「まるで"う*こ"」だと言って切ったから怒っているだろう。堪忍。

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あす朝、わいわい祭りのイベント調整会議。

4時をまわっている。午前中企画は身をけずる。今夜は傾聴相手からの電話もない。黒田さんの文章を読んでから寝る。今回はここまで。


夜間傾聴:なし

(校正2回目済み)
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