湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

路上生活者支援「あすなろ会」一歩前進/「わーく」下準備進む他

2009-07-29 07:35:31 | 引きこもり
「あすなろ会」のBig Issue 販売が、自助組織では契約できないという問題をどう解決するかをTさんと考えてきました。路上生活者支援活動と自立支援活動の微妙な違いが、実態という重い背景にどう立ち向かうか、踏まえどころの問題があり、かつTさんの責任問題が残っていました。

ただその検討中に、Big Issue 販売員希望のNさんが飛び込んできました。Nさんのことは、今の経過とは関係なく、その望みは実現して欲しいと思うので、現在の「あすなろ会」が販売仲介資格を得られるまでの空白の時間や、もし契約不成立の場合の影響の両面を考えて、初体験のNさんに数回の実地体験を早めにしてもらおうと、横浜で販売を支えている寿町のNPO法人「さなぎ達」さんに、協力していただこうと働きかけをしていました。Sさんのご厚意により、Nさんの件は東京事務所の了解の上ならばOKということになりました。

一方Tさんの件は、判断に人物への誤解を感じるため、直に代表に人物評価をしてもらえば大丈夫ということで、代表が上京される20日の前に、Tさんを大阪に派遣することにして、「あすなろ会」の初動資金・定額給付金+αで交通費を出すことを決めました。深夜高速バス往復なら地下鉄乗り継ぎを含んで1万5千円あれば足ります。藤沢から乗れますから割安というところで、水曜日の「あすなろ会」定例会に間に合うようにと、7/30発・7/31帰着の往復券を購入、Tさんに渡すことにしました。Tさんならきちんと役割を済ませることが出来るからです。

Tさんの経過以外の部分では、路上生活者支援の対象の方の背景が、圧倒的には中高年の長年彷徨ってきた方を支える活動という、善しも悪しもかみ締めてきた方たちを対象にしている活動が主流です。「あすなろ会」はそんな力はまだ持ち合わせていないので、路上に押し出されて数年程度の若手の自立支援を行う関係で、組織を大きくせず、そのかわり自主運営の経験を通すという青っぽさを捨てずに通したいと思います。自立へのローステップを積み上げるつもり。このBig Issue 販売再開実現の延長に、市民活動への接点の模索を始めます。この点については、Tさんの同意済み。有償ボラの道を探ります。

大企画の資材搬入とか、会場清掃というような活動を有償で行い、もうひとつの目的は、一般の派遣労働と違いTさんの名前を剥ぎ取らないこと、知り合いを膨らませてもらおうと思います。地元には短期の仕事が必ずあるはず。これらは「住民票がなければ就職できない」という大きなハードルにステップを作る活動です。もうひとつは、ハローワークへの付き添い、人権問題の行政提訴仲介、この程度が現在の「あすなろ会」の成しうるところでしょう。Big Issue 販売は物理的条件も含んで、Nさんを入れれば2人で手一杯。Nさんへも同意がとれれば、Tさんと同じ膨らみを自主的に追ってもらいます。

ただ私は「社会的困難を抱えた若年者の地域就労支援」をしていくので、路上生活者自立支援の「あすなろ会」専任の立場を取りません。会計兼顧問的関わりをします。住み家の確保とか食糧配達・健康管理等生活支援等はポルト湘南・絆さんたちのカトリック教会の方々の奮闘があるわけで、就労支援という部分に特化した自主活動を添えて、積極支援します。

こういう大枠が7/22の会合で決まったので、とにかく出発点であるBig Issue 販売再開に向けて踏み出そうということなのです。

夏期講習の帰り、藤沢で降りて、江ノ電バスで券を買おうとしたとき、大阪の代表のスケジュールを踏まえようと、東京事務所に連絡を取りました。するとスタッフMさんの話によると、8月初旬に1週間、代表が東京事務所にいらしていることが判明。これではTさんの大阪行は意味がないことになり、大阪行は券購入直前でストップとなりました。

もうひとつ、Nさんの処遇に関連して、横浜の販売経験実習(2回位・交通費あすなろ会持ち)の了解を得る件は、快諾してくれました。

急ぎ横浜の「さなぎ達」のSさんの下へ。事務所終了まぎわのシャッター半開き状態で、Sさんが研修を受け入れてくださった。東京事務所の了解を得た旨を語り、あくまでも本番ではなく研修ということで、8月に場を作っていただけることになった。

この際、あすなろ会が承認されれば湘南の販売をしてもらうが、得られないときはNさんを受け入れて欲しいとお願い。承諾を得ました。ただTさんについては、話し合いの結論が出るまでペンディングとすることに。

ともあれ、8月、Tさんは私と東京事務所にお邪魔することに、Nさんは横浜研修と、ことが動いたのです。

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茅ヶ崎・若松町事務所構想を手放した「わーく」編集部はともあれ、紙メディア再刊と放送事業への踏み出しを8月に始めていく。社会的企業として起業のめどをつけなくてはならない。電話は私の私生活用の方の携帯を公開し、機材は放浪できるようにボストンバックに詰め込む移動局(収録用)を整えることに。問題は人材である。音声放送ではなく画像放送が中心なので、ともあれ作り始める。面白ければ参加者が出てくるだろう。8月取材開始。裏面にNさん登場の予定。

夢たいカフェは、一昨日順調に話し合いを進めた模様。これはこれで従来型の「定形業務への就労体験」の場として進めてもらえばよし。協力はする。ただ今求められる活動ではないという認識を譲るものではないので、それはどんなに細々とでも「地域ネットワーク型」「人材掘り起こし型」「本人活動」を「わーく」編集部活動から育てていく。

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父の半身麻痺状態が悪化している。ベッドから立ち上がる場面で、その場にずり落ち、立ち上がれないで失禁する状況が頻繁に起きている。デイサービスに行っても入浴拒否するために、ものすごい悪臭が漂っている。歩行困難と失禁という状態が父を失意に追い込んでいる。

ここから先は家族との消耗戦になる。本人の受容までの峠がある。昨日は昼夜6回落下、最終は午前4時20分。

先日、老健の長期入所は審査が落ちてしまったこともあって、本番の特養入所を相談しに主治医のもとへ向かった。膝のケガが4ヶ月治らないという糖尿病の進行からして、これからの下り坂を入所という選択肢を探っていく方向を確認した。

ベッドシーツが糞のこすれた後だらけで、シーツ交換が頻繁になってきたため、防水シーツ、介護用ラテックス手袋、作業着を準備した。階段を勝手に降りる危険は去りつつあるが、逆に階段介助が難しくなった。

母は部屋の空気に吐き気を催し、洗面所に駆け込んでいるしまつ。限界を見極める段階に入っている。問題は過渡期をどうするかということだ。8月はホーム職員が手薄になる。定期的なデイサービスや、身辺介助はともかく、ショートステイの日が取れない。父はじっとしていないから、特に夜間の体制に問題が起こるからだ。ケアマネさんを頼んでいるホーム内のやりくり分は、半分強にショートの日数が落ちている。

夏期講習も7月いっぱいで前期が終わって休みに入るので、特養訪問を本格化させる。

しかし参った。ものすごい悪臭なのに、清拭を拒絶、着替えだけが抵抗しつつやっと受け入れる状態なのだ。傷の雑菌侵入が心配。

北海道の友人の看護師さんがいる。この方から、防臭にポータブルトイレ用の消臭シートと希釈木搾液の勧めがあったので、交換防水シートと一緒に、防臭シートを買った。昨日は介護用品店からも専用防臭スプレーが届いていた。

帰宅後、父の部屋へ。朝食が手をつけずに放置されており、TVを点けっぱなしで放心した目つきで天井を彷徨っていた。介護忌避の騒ぎを鎮めて紙パンツ交換をし、朝食を下げた。母が置いていったパンも食いかけにして、ベッド下に落ちていた。これでは目が離せない。困った、緊急呼び出しがかかったら夏期講習も終わりである。

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夜間傾聴:******君(仮名・バイト1月目突破おめでとう)
     中央林間君(仮名・今日寄れたら寄ります)
     多摩センター君(仮名・こちらから)


(校正2回目済み)
コメント
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