湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

県人材育成センターの分科会に参加して/Tさんと夕食を食べつつBig Issue再開の話を

2009-07-16 11:32:43 | 引きこもり
昨日は、県人材育成センターの「不透明な社会で不安を抱える若者の対処支援プログラム開発」分科会に参加してきた。何か恥ずかしくなるネーミングだ。10分遅刻したのだが、私がついてすぐ、ここの話は若者就職支援センターの業務と重複しないように「企業内に対象を絞った」プログラム開発とするという方針が語られ、労務・人事担当者に勧めるメニュー作りという不毛な領域に。「どう動いても社員管理の掌の内」という線。それではことは解決しないという事例をぶつけていくことにした。終身雇用制時代の、勝手な切ったり操縦したりの発想こそ問うべきなのだ。

参加者はプロばかりの中に市民活動屋の素人がひとりの感じで、私以外はキャリアコンサルタントと中小企業人事担当者そして行政関係者という面々。立脚点を別に棚上げして、漠然と評論するのも変なのだ。その曖昧な論の中でも、その議論は目的なく状況事例が飛び交う。

私からは、基本は若者という概念で一括するのは無理だということ。お互いが経験した事例を挙げて、仕事中と私生活を横断して支援体制を組むという、従来の企業活動からは事例の少ない、地域協働のモデルとジョブメンター(職場の兄貴分)も労務管理の枠をはみだして、拡張してつながることを提唱することになるだろうという私の提案の扱いに、参加者は戸惑っていた。企業が地域活動と結びついて何かを成すという事自身が、視野に無かったのだ。

父の帰宅受け入れがあったので16時で中途退席させてもらった。

地域のプレ就労の場作りや、地域のセイフティネットでケアの後、職場への段階移行の社内プログラムとつなぐという妥協線を提示したつもりだった。

先日、聴覚障がいの方に寄り添う手話通訳の方から、職場の問題が起きたとき、本人の通訳として職場に入ろうとしても、企業秘密の観点からと参加拒否されてしまう厚い企業の壁の話を伺ったばかりだった。守秘義務のある通訳でさえこの有様。地域活動との連携は遥か彼方、ましてや商売にならない、ということだろう。

しょうもない話ではある。

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父を向かいいれる時刻に、滑り込みで間に合った。水曜日は父の信奉する宗教団体の信者さんが階段介助してくれる。彼が私がついてすぐ、後から到着した。今回は、父は無難に階段をあがることができたが、床歩行の部分が腰砕け。歩行器の中に身をおくということが父にはできない。どうしたものかと悩んでいる。

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紙パンツ交換のあと、父におやつ?を出し、階段下にバリケードを作って、外出した。Tさんと夕食をする約束をしていた。彼はいつも時間を守る。18時に集合場所で会って、今日はサポセンが休みなので定食屋に移動した。割合すいていて粘れる場所なのだが、話す内容がTさんの個人情報がらみだから座る場所さえ選ぶのだ。

Tさんに現状を説明した。Big Issue の販売はTさん個人の路上脱出のためだけにあるのではなく、続く販売員さんも支える形にしたいこと。市民活動の中には、彼らが就労の前段として社会参加できる内容のものがあるので、小さなプレ起業として連携していけないかと考えている。放置傘販売のように、少しでも現状脱出に向かえる活動にも連携が出来ないかというようなことを考えていること。その上で、まずはBig Issue 販売をしっかり続けようと提案した。

Tさんは、再開を待っている購読者さんの中から協力者を自分でみつけてきた。路上で話しかけられるという。同じ場所で署名活動をしていた団体の方や、サポセンの利用者さんの環境団体の方だ。Tさんが販売再開すればもっとその数は増えていくだろう。

Big Issue 販売とその販売員拡張を中心に考えていくが、それは路上生活者支援関連の方が入ってきたほうがいい。就労支援を特長にした路上生活者と支援者の自助団体に作っていく。Big Issue 以外の放置傘再販などの活動もやっていくというつもりがあるかという点を話した。Tさんはもともと環境関係で、やりたいことを持っているので、話の内容はそのつもりでいるとのこと。

直接、佐野代表と話したいということになった。

販売活動の保護協力してくれた議員さんたちは超党派であり、かつTさん個人を支援しているわけではない。路上生活者自立支援に賛同しているのであって、彼らは、障がい者就労支援活動も同時に支援している人たちだ。今後の「あすなろ会」以外のBig Issue 販売活動についても同様の支持をしてくれるだろう。

この辺を佐野代表に伝えようと思う。再度面会の機会を作ってもらおうと、話し合った。

夜間傾聴:□□君(仮名)
     橋本2君(仮名)


(校正2回目済み)

コメント
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